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【海外発!Breaking News】メールを盗み見され浮気がバレた夫、逆ギレし告訴 妻は罰金刑に(スイス)

TechinsightJapan / 2018年1月16日 21時28分

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夫の新しいメールアカウントに不信を抱いた妻。共有しているパスワードのひとつを入力すると、複数の女性と不倫をしていた夫のメール内容が明らかになった。しかし夫は「勝手にメールを盗み見た」として妻を刑事告訴、妻には罰金刑が科せられた。スイスメディア『Aargauer Zeitung』をはじめ『Evening Standard』『Metro』などの英メディアが伝えている。

スイス北部アールガウ州ムリに暮らす女性(名は公表されず)は、夫とパソコン上の複数のパスワードを共有していた。しかし夫が新しいメールアカウントを作成したことを知り、不信感を抱いた女性はパソコン横にメモしてあった共有のパスワードのひとつを入力し、許可なく夫のメールアカウントを開いた。そして、夫が長期にわたって複数の女性と不倫している事実が発覚したのである。

女性が夫を問い詰めると、夫はさっさと2人の住むアパートから出て行ったという。しかしその後、夫は「妻が自分の許可なく勝手にメールを閲覧していた」として刑事告訴を行ったため、女性は逮捕・起訴され、パソコンおよび外付けハードドライブとUSBが証拠品として没収された。

昨年2月に治安裁判所で行われた裁判では、検察側は「女性は意図的に繰り返し夫のアカウントに侵入し、メールの内容をダウンロードしていた」と女性を糾弾したが、弁護側は「女性は夫と共有していたパスワードを使って見たのであって、技術的なハッキングとはいえない」と冤罪を主張した。しかし女性が「他人の電子メールを読むことは犯罪にあたるかどうか」を事前に調べていたことがパソコン履歴に残されていたことから、「自身の行為が違法であると知った上でやっていたこと」として検察側は譲らなかった。

スイスの法律ではアカウント所有者の許可なくパスワード保護されたデータを閲覧する行為は違法とされ、罰金もしくは3年の懲役刑が科せられる。この女性には当初、9,900フラン(114万円)の罰金および警察への迷惑料4,300フラン(約49万円)の支払いに加えて、今後2年間は犯罪行為を働かないという条件で執行猶予付きの判決が言い渡されていた。しかしながら夫がパスワードを分かるようなところに書き留めておいたこと、女性は単に夫の不倫の情報を得るためにメールを盗み見ただけであるとして、罰金は1,500フラン(約17万円)に減額された。マーティン・バージ弁護士は、「結婚した夫婦、婚姻関係のないパートナー同士、もしくは知らない者同士などどんな関係であっても、他人のメッセージを本人の許可なく閲覧することは許される行為ではないのです」と話している。

このニュースを知った人からは「確かに女性がしたことは法的に許されないのかも知れないけど、夫がしたことも道徳的に許されることではない」「夫婦だったら銀行口座を共有するだろうし、パソコンのパスワードを共有しても普通でしょ。罪に問うなんてバカバカしい」「不倫男は罪にはならないのか」「コソコソ嗅ぎまわるとロクな結果にならない」「この夫最低だな」「スイスの法律おかしくない?」といった声があがっている。

画像は『Metro 2018年1月15日付「Woman who read husband’s emails without permission fined £1,150」(Picture: Shutterstock)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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