1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

【海外発!Breaking News】「なんか面白かったから」 ホームレスを暴行殺害した10代2人に終身刑(英)

TechinsightJapan / 2018年1月18日 19時31分

マクドナルドとホワイトは、地元トーヴィルで「Tovil Boys(トーヴィル・ボーイズ)」と呼ばれているグループのメンバーで素行も決して良くなかった。犯した罪の重さへの自覚が全くないのか、ホワイトはマクドナルドに「お前が殺したんだっけ? 俺だったか?」と尋ね、マクドナルドが「俺がやったんだったよな?」と答えると「なんで顔をあんなに殴ったんだよ」と聞くホワイトに、「だってなんか面白かったから」と笑みさえ浮かべながら答えるやり取りがあったことが、公判で明らかになった。

事件を担当したトニー・プレジャー捜査部長は、ラズヴァンさんへの暴行の傷が頭部から脊髄へと全身におよび広範囲にわたって出血していた事実を受け、マクドナルドとホワイトを「臆病者」と呼び「理由のない不当な暴力によりラズヴァンさんの人生は奪われた」と怒りを露わにした。

1月16日、メイドストーンの刑事法院に出廷したマクドナルドとホワイトは殺人容疑を否認していたが、陪審員により有罪となり「思慮のない残虐で人事不省な行為」として仮釈放の対象となるまでホワイトには最低でも16年、マクドナルドには18年の“終身刑”が言い渡された。判決を聞き終えたマクドナルドは、裁判所スタッフの1人を地面に倒すなど攻撃的な行動に出たという。ひとり息子を殺されたマリネラさんは、そんな殺人犯の姿を一般傍聴席から目にしており、涙をこらえることができなかったようだ。ルーマニアからイギリスに来てわずか7か月後に、無残にも殺害された息子の死を悲しむマリネラさんは判決後、このように語った。

「たったひとりしかない息子をこのような形で失ってしまった私の世界は崩れ落ちてしまいました。この悲しみは例えようもありません。」

世間からはラズヴァンさんの死を悼む声が多数寄せられるとともに、反省の欠片もない様子の殺人犯らに「何の関係もない人を巻き込むなんて最低もいいところだ」「どういう育てられ方してるの。親の顔が見てみたい」「出所したって絶対また前の仲間とつるんで同じことする」「こういう奴らは、一生刑務所から出すべきじゃないんだ」と犯人に対しての怒りだけでなく、「笑わせるな。16年や18年は“終身刑”とは言わない。すぐに出て来られるじゃないか!」「裁判所よ、“終身刑”という意味を考えろ」「アメリカやカナダは“終身刑”っていうと最低30年だぞ」といった判決への非難の声も高まっている。

画像は『Daily Record 2018年1月16日付「Teens who bludgeoned homeless man to death because ‘it was funny’ are jailed for life」(Image: PA)』『Metro 2018年1月16日付「Teenagers jailed for life for beating homeless man to death ‘because it was funny’」(Picture: PA)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください