【海外発!Breaking News】「サイバー心気症」の34歳女性、ネットでの健康チェックが止められず(英)
TechinsightJapan / 2018年1月21日 13時13分
どんなことでもネットで簡単に調べられる昨今、多くの医学情報も簡単に得ることができる。しかし専門医にかからずグーグル検索で自分の健康状態を把握することは危険であり、更なる不安を引き起こすようだ。このほどイギリスに住む4児の母親が「サイバー心気症」になっていることを告白。自分で認識しつつも、日々グーグルでの健康チェックが止められないという。英メディア『The Sun』が伝えている。
イギリス北東部ダラム在住のローラ・ホワイトさん(34歳)は、2歳~14歳になる4人の子の母であり、視覚障がいを持つ夫ポールさん(33歳)とともに家族で暮らしている。「子供たちに対して自分はごく普通の母親」という専業主婦のローラさんだが、毎日どうしても止められないことがある。それはグーグル検索で自分の健康状態をチェックすることだ。
ローラさんは朝起きて一番に行うことは、その時の健康状態をグーグル検索して自分がどのような病気のリスクがあるのかを調べることだ。胸の痛みから瞳孔拡大の理由まで、とにかく何でも検索しないことには気が済まず、一日3時間も費やすことがあるという。
ネットサーフィンをして現実もしくは想像上の健康問題を自己診断し、不安に駆られる「サイバー心気症」は近年増加傾向にあると言われるが、ローラさんもそのひとりだ。そして彼女の場合、自分がそうであることを認識している。
「私のこの恐怖症は普通とはかけ離れていると自覚しています。私は万が一喉に詰まらせてしまうことがあるのではと思う不安から、食事もひとりでは絶対取らないし、運転もひとりではしません。毎朝目が覚めた時に『自分は死んでしまうのでは』という思いに駆られてしまい、起きてすぐ血液に異常がないかチェックをするのが習慣になっています。」
ローラさんは過去にGP(一般診療所)の医師を説得し、糖尿病患者が利用する血糖値測定器を譲ってもらったため、毎朝それで異常がないかどうかを確認し、体温を測る。熱が高ければ感染症のリスクが高いと自己判断し、低ければ低体温症の可能性も考える。「私は糖尿病ではないですが、血糖値が高いのです。だから糖尿病のリスクがあるということはインターネットで調べたおかげで知っています」と話す。ネットに頼る自己診断がもとで、2011年には心臓発作を起こしたと確信し、一晩入院したこともあったという。
「胸が痛んで体の左側が痺れ、腕を上げることもできませんでした。すぐにNHS(英国民保健サービス)のサイトを見たら、私の兆候が心停止を起こすものであることを知ったのです。」
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