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【海外発!Breaking News】孫の優しさで蘇った1957年製シボレー車 祖父の誕生日に最高の贈り物(米)

TechinsightJapan / 2018年1月24日 15時29分

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世の中にはたくさんいる、おじいちゃんっ子やおばあちゃんっ子。彼らは独特な優しさを育まれながら成長するのであろう。誰もが「自分が成長するに従って、年齢をとり弱く小さくなっていく祖父母の様子を見るのが辛い」と話す。だが孝行に遅いということはない。愛情と努力によって、祖父母に思わぬ喜びと感動を与えてあげることが出来るという話題が米ケンタッキー州から飛びこんできた。

「幼い頃から僕はいつもおじいちゃんに可愛がってもらっていた。今は親友みたいな存在なんだ。いつも自分を脇に置いて家族が最優先という人で、僕はそんなおじいちゃんに何か恩返しをしたかった。役に立てることはないか、しばらく前からずっと考えていた。おじいちゃんは本当にそういう価値のある人なんだよ。」

最愛の祖父フレッド・ラマーさんについて、『ABC News』の取材にそんな風に語ったのはケンタッキー州ルイビル市に暮らすキャム・デッドマンさん。彼はこの13日に81歳の誕生日を迎えた祖父のために、最高のプレゼントを贈りたいと一念発起していた。それはフレッドさんの長年の愛車であった1957年製のシボレー“ベルエア(Bel Air)”。1976年以来ずっと車庫の中で眠っており、キャムさんは「ピカピカだった以前の姿に戻してあげよう」と決意すると、ボンネット、バンパー、フロントフェンダー、エンジンなどフロント部分はタイヤ以外すべてを取り外してオーバーホール。ボディの塗装も一旦すべてを剥がしてから丁寧に行ったという。

すでに修理用部品の販売も終了している古い車を新品同様に蘇らせるのは、大変な作業であるばかりか非常にお金がかかる。Facebookに投稿した記事によれば、それに約2万ドルの費用がかかると知ったキャムさんは、長年続けていた貯金ではまったく足りないため自身の愛車を売却していた。こうして祖父の愛車のレストア・プロジェクトは2016年の9月にスタート。そして今年のフレッドさんの誕生日を前に、再び真っ赤なシボレー・ベルエアがその姿を取り戻した。完璧な状態と呼ぶためにはあと少しだけ作業があるが、その後には自動車ショー出品の予定が組まれているという。

膝が悪く、運転どころか歩行もすでに困難な様子のフレッドさん。彼は誕生日の当日、目隠しをした状態で導かれながら庭の愛車の目の前にやってきた。目隠しをほどかれると、感無量といった表情で「おお、おお…」とフレッドさん。あまりの驚きでよろけそうになり、涙でくしゃくしゃになる顔を手で覆いながら「なんてことだ…。こんな素晴らしい贈り物は初めてだ。愛しているよ」と言いながら孫を強く抱きしめた。その日の夜はこの車の中で眠りたいと話したという。

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