【海外発!Breaking News】35,000フィート上空のエールフランス機内で、2人の医師が出産に立ち会う(米)
TechinsightJapan / 2018年1月25日 21時58分
ヘイマル医師の冷静さが伝わったのだろう、トーインさんも35,000フィートの上空で陣痛が起こったにもかかわらず、不安を感じることはなかった。やがて1時間も経たないうちに陣痛の間隔が7分から5分、5分から2分へと狭まったことで、ヘイマル医師とシェパード医師はジョン・F・ケネディ国際空港に到着する前に出産を迎えることを覚悟した。
CAがエイミーちゃんを見ている間、2人の医師はトーインさんをスペースのあるファーストクラスへと促した。幸いにも数人の乗客しかおらず、30分後にトーインさんは無事に男児ジェイク君を出産した。ヘイマル医師は簡単な外科用具と靴ひもを使ってへその緒を縛り、はさみで切った。その後、シェパード医師がジェイク君の健康状態をチェックし異常がないことがわかると、トーインさんは初めて我が子を抱くことができた。
やがて飛行機は目的地に到着し、すぐにトーインさんとジェイク君は病院へ搬送された。幸いにも異常はなく、その日に帰宅することができたようだ。現在は一家が暮らすニュージャージーの自宅で回復している。トーインさんは、出産を介助してくれた2人の医師をこのように絶賛した。
「機内での出産となりましたが、安心して2人に任せられると思ったのでリラックスすることができました。彼らは分娩室にいる時の医師や助産婦以上に、全力を尽くしてくれました。」
ちなみにヘイマル医師は、その後も最終目的地までの便に乗り換えなければならなかった。幸いにもクリーブランド行きの機内では何事もなく、帰路に着いたようだ。後日、エールフランス航空から機内で飲み損ねたシャンパンを楽しんでほしいという思いからか、シャンパンと旅行券が届けられたという。
「何が起こってもおかしくない状況でしたが、無事に出産を迎えられてホッとしました。小児科医が隣に座っていたのも、運命のようなものです。」
このように述べたヘイマル医師だが、トーインさんやシェパード医師とはその後も連絡を取り続けているそうだ。このニュースを知った人からは「なんて素敵なニュースなの」という称賛の声がある一方で、「出産予定日がそんなに近ければ、飛行機に乗ることは許されないのでは?」といった疑問の声もあがっている。
画像は『Mirror 2018年1月19日付「Off-duty doctor delivers baby boy at 35,000ft after mum goes into labour halfway through 8-hour Air France flight」(Image: MEGA)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
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