【海外発!Breaking News】親友に腎臓提供した男性、その後プロポーズするも断られる(英)
TechinsightJapan / 2018年2月13日 21時30分
長年ひとりの女性と友人関係を続けてきた男性が、その女性に腎臓を提供した。愛あればこその行為であり、彼は後に勇気を出して女性にプロポーズするも、やんわりと拒否されてしまった。それでも「彼女のためにしたことに後悔はない」と今でも女性と良き友情を築いている。英メディア『Mirror』『LADbible』などが伝えた。
英ロンドンに暮らすサイモン・ルイスさん(49歳)とメアリー・エマニュエルさん(41歳)が市内のクラブで出会ったのは1990年代半ば、サイモンさんが28歳、メアリーさんが20歳の時だった。
2人は意気投合したが、その時メアリーさんには幼い息子がおり、株式仲買人の秘書をするかたわら子育てに忙しい日々を過ごしていた。一方でサイモンさんも兄の音楽イベント運営を手伝う仕事をしており、友人以上の関係に発展することはなかった。サイモンさんは過去に何人か交際した女性がいたものの、およそ20年もの間、常にメアリーさんは特別な存在で密かに「生涯を共にするならメアリーと」という気持ちがあった。
そんな中、思わぬ出来事が訪れた。2014年9月、メアリーさんが37歳の時に自宅で突然倒れてしまったのだ。嘔吐物を喉に詰まらせて床に倒れているメアリーさんを発見したのは、21歳になっていた息子ドゥエインさんだった。メアリーさんの皮膚は黄色に変色しており、すぐにロンドン南部にあるガイズ病院へと搬送された。
脳内出血を起こしていたメアリーさんは2週間の昏睡状態に陥った。その後2か月間の集中治療を受けたが、医師からは末期の腎臓病で余命数か月と診断された。唯一の救いは腎臓移植だったが、メアリーさんはマイナスB型という珍しい血液型であったため、ドナーが現れるチャンスはかなり少ない。その時の心境をメアリーさんはこのように話している。
「死の宣告を突きつけられて信じられない思いでした。私の名前は生体臓器移植リストではなく、死体臓器移植リストに載せられ、ドナーが現れるまでただ待つことしかできませんでした。」
2015年1月に退院するも、メアリーさんは定期的に病院での透析を受けなければならず、サイモンさんはそんなメアリーさんのもとを毎日訪れた。時にはメアリーさんの自宅に泊まって着替えや入浴、食事介助をし、病院へも付き添った。ある日、メアリーさんは献身的に自分を介護してくれるサイモンさんに感謝の気持ちを込めて、スペイン旅行へ招待した。
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