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【海外発!Breaking News】餓死寸前の子3名は壁の塗装すら食べていた 育児放棄の里親夫婦を逮捕(米)

TechinsightJapan / 2018年2月22日 4時0分

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多数の動物を飼い放題という不潔極まりない住まいで、鬼さながらの両親は3人の子供たちにロクな食事を与えることなく餓死寸前に追い込んだ。許し難い育児放棄事件の話題を米ペンシルベニア州のメディア『PennLive.com』などが伝えている。

ドーフィン郡ハリファックス・タウンシップで2016年12月、ノースリバーロードのある家庭について幼児・児童虐待を知らせる匿名の通報があり、警察が出動。児童保護当局が3人の子を保護し、父親のジョシュア・ウェイヤント(34)、母親のブランディ・ウェイヤント(39)の2名が育児放棄、保護責任者遺棄、幼児・児童虐待、軟禁、身体的暴行、命の危険にさらした容疑などで逮捕・起訴された。

当時6歳、5歳、4歳だった3人の子の世話をせず、虐待行為を続け、食事をほとんど与えることなく餓死させるところであったこの夫婦。警察の取り調べに対し、ジョシュアは「子供の面倒を見たくなかった」などと供述。ブランディも「子供たちが食べ物を勝手に盗もうとしたため、罰として部屋に閉じ込め食事を与えなかった」と認めた。

暖房設備のない暗い部屋で裸で発見された子供たちの体はシラミ、尿、糞が付くなど非常に不潔で、「お腹が空いて我慢ができなくなり壁のペンキが食べ物に見え、剥がして食べた」と話したもよう。こうした環境で子供たちは急激に痩せ衰え、警察により保護された時の体重はいずれも12~13kgしかなかった。診断した州ハーシー医療センターの医師は「ひどい栄養失調につき保護があと1週間遅ければ2名の子は死んでいたであろう」と説明。その後、子供たちの体調は徐々に回復して里親プログラムに登録された。

一時は10人の人間が暮らしていたこともあったとみられるこの家には18匹の猫、3匹のフェレット、1匹の犬、そしてカメやネズミの姿も確認され、保護や駆除がなされた。被害に遭った子供たちにとって、ジョシュアとブランディが生物学上の親ではなかったことも非常に大きな問題である。なぜ全般的にあまりにもルーズなこの夫婦が里子を迎えるに至ったのか、里親に支払われる補助金が目的ということはなかったのか、彼らに子供を引き渡した者の責任もしっかりと追及するべき事件といえそうだ。

夫婦は裁判を前に有罪答弁を済ませているが、司法取引により検察側は殺人未遂罪での起訴を断念。有罪判決が下った場合、2人とも10年以上の懲役刑が言い渡されるであろうと考えられた。しかしスコット・A・エヴァンス判事は、「むしろこんな悪質な被告には20〜40年間の懲役刑を考慮する余地がある」と述べたもよう。裁判の行方に注目が集まっている。

画像は『PennLive.com 2018年2月16日付「Starving kids were eating paint off the walls, DA says as couple plead guilty to horrific abuse」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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