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【海外発!Breaking News】7年前に亡くなったはずの我が子が生存 行政局のミスがきっかけで発覚(露)

TechinsightJapan / 2018年2月26日 21時47分

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出産後、赤ちゃんが重篤な病で1週間も生き延びないと病院側から告知された若い夫婦は、泣く泣く子供を手放した。ところが7年後にその子が生存していることが判明した。その後、両親に子供の親権が手渡され無事に家族が1つになったのだが、どうやら背景に不可解な謎があるようだ。『indy100』『Oddity Central』などが伝えている。

2011年、ロシア南西部のヴォルゴグラードで一組の若い夫婦に子供が誕生した。しかし病院側は、その子が重篤な病を患っており余命1週間と夫妻に告げた。出産後間もなくして我が子の短い余命を宣告され、諦めるようにと医師から伝えられた夫婦は、泣く泣く権利放棄書にサインをし病院の緩和ケアに我が子を託した。

しかし、余命僅かであっても最後まで面倒を見ることが親ではないかと夫婦は考え直し、5日後に再び病院を訪れると我が子の死を知らされた。予期していたこととはいえその悲劇に打ちのめされた夫婦だったが、その後なんとか支え合い生きてきた。ところが7年後、偶然にも地方行政の管理書類ミスにより思いもかけない事実が明らかとなった。

2017年、ロシア連邦廷吏機関の行政官がこの夫婦に「地元の孤児院への未払い金の支払い請求」をした。行政官は「息子を孤児院に預けている費用」として夫婦が州に23万ルーブル(約44万円)もの未払い金があることを連絡するため登録されていた住所に通達をしたが、夫婦はそこから引っ越しており行方がわからなかった。これは管理書類のミスによるものだったが、行政局側は女性の銀行口座を凍結した。後日、自分の口座からお金を引き出そうとして連邦廷吏機関に口座を凍結されたことを知った夫婦は、すぐに地元行政局の事務所を訪れた。そして当局が管理していた孤児院の書類を見せられ、死亡したはずの我が子が生存していることが判明した。病院側から死亡宣告された子供は生き延びて、孤児院で7年間育っていたのである。あまりにも予期せぬ事実に驚愕した女性は、その場で卒倒したという。

夫婦は思いもよらない事実に大きな衝撃を受けながらも、直ちに親権の返還を裁判所に訴え出た。そして2017年11月、裁判所は7歳になっている児童の親権を、実の両親である夫婦に全面的に返還し、今年早々ついに夫婦は我が子を取り戻すことができた。

結果としては生き続けていた我が子と再会し、家族が揃うというハッピーエンディングな話ではあるが、なぜ病院側は7年前に子供は死んだと告げたのか、なぜ孤児院の請求が夫婦宛てになっていたのか、またそうであったならなぜもっと早くに請求書の通達がなかったのかなど不可解な謎が残されている。夫婦が病院側に法的措置を取るか否かは現時点では不明ではあるが、このニュースを知った人からは「そもそも、我が子が死ぬと言われて権利放棄する親が信じられない」「生き延びて孤児院に預けられてたなんて子供もかわいそうだ」「行政局は請求を病院にすべき」「子供が死んだと聞かされて信じ、悲しみに暮れていた親にとっては今回のことは相当ショックだったに違いない」「これは絶対病院側を訴えるべき」といった声があがっている。

画像は『Oddity Central 2018年2月23日付「Russian Parents Accidentally Discover Their Baby Is Alive Seven Years After Being Told It Had Died」(Photo: Volgograd Administration of the Federal Bailiff)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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