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【海外発!Breaking News】自閉症児童に蛍光色の“警告”ベストを着用させた小学校 母親は激怒(英)

TechinsightJapan / 2018年3月3日 19時53分

そう明かしたジョアンさんは、学校側からチャーリー君が他の児童に暴行しているといった報告を受けた際に、確認のため監視カメラを見せてほしいとかけあったそうだ。ところが実際に見てみたところ、息子が暴行を働いているような姿は捉えられていなかったという。

ジョアンさんにはマリーナさんをはじめ、ブレンダン君(18歳)、リートン君(16歳)、TJ君(12歳)そしてチャーリー君という5人の子供がいるが、マリーナさん以外の息子4人は自閉症スペクトラム障がいとの診断を受けている。

「チャーリーの件で対応しなければならなかった週は特に大変でした。学校長と話し合いをした結果、息子にはベストを着用させないと決断しました。息子にも『もう着なくていいから。無理に学校側が着させようとしたら逃げなさい』と伝えてあります。学校は、今いる自閉症の児童の数には対応しきれないところがあるようです。息子を特別支援学校に行かせてあげたいのですが、そうすると裁判所へ申告しなければならないので、ホームスクーリングも考えています。学校側は“安全策”と言いますが、そんなの言い訳にすぎません。」

ジョアンさんは現在、ヒリンドン・バラ協議会に4人の自閉症の息子たちが十分な教育支援を受けられるよう訴訟を起こしている。なお今回の件につき、チェリー・レーン小学校のスティーブ・ホワイトハウス校長は次のように話しており、ジョアンさんの話とは食い違いがあるようだ。

「蛍光色の警告用ベストは、680人の児童を持つ我が校では日常的に使用しています。昼食時には健康問題を抱える児童の識別を給仕係のスタッフや教師らにわかりやすくするためで、万が一何か起こった時にいち早く気付けるようにという安全策なのです。児童へのベスト着用は親の同意があって決まることです。チャーリー君に関しては、他の児童らと複数回にわたり問題がありました。それゆえ担任が母親に話をして、学校側として適切な対応をする旨を伝えたのです。ですが、もし母親がこの対応を気に入らなければ、チャーリー君にはベストを着用させないとも話してあります。自閉症の子供たちは常にサポートを要します。すぐに目につく蛍光色のベストを着用させることで、校庭でもすぐに識別することができます。親と相談して決めることなので、もしその親が後になって気が変わっても、その旨を伝えてくれさえすればこちらはすぐに対応する方針を取っています。」

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