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【エンタがビタミン♪】3.11の真実“亡くなった大切な人の霊と出会った” 丸田佳奈が涙ながらに持論「非常に意味がある」

TechinsightJapan / 2018年3月12日 18時10分

石巻市で津波により3歳の長男・コウちゃんを失った母・ゆりさんは次のように話す。震災から2年後の春、家族で食卓を囲んでいる時に長男が寂しく思っているのではと祭壇の方を向いて「コウちゃん、こっちで食べようね」と声をかけた。ゆりさんが続けて「いただきます」と言った時、長男が大好きだったアンパンマンの手押し車が「いきなり点滅してブーンと音を立てて動いた」という。家族みんなが嬉しくなって「あっ、コウちゃんだ」と叫んだ。

ゆりさんは、津波に飲みこまれて子どもが最後に口にしたのが、泥が混じった冷たい海水だと思うと苦しくてたまらなかったという。その辛さはずっと消えなかったが、アンパンマンのおもちゃの車が動いたことで「コウちゃんに見られている」「私はそう簡単に死ねないんだと気づいた」のである。

また、津波で祖母を亡くし「大好きだったおばあちゃんを助けられなかった」と気に病んでいた孫娘はある日、亡き祖母が部屋に現れ「本当はな、怖かったんだ。でも、おばあちゃんは大丈夫だからね。心配しなくてもいいよ、みんなのこと、よろしく」と微笑んで消えた。

そのように数々の不思議な体験を取材してきた奥野氏は「彼らは語ることによって、死者と共に生きようとしているのだと思う」「僕たちにできるのは、彼らに寄り添い、その悲しみを静かに聞いてあげることだけです」「彼らの体験を非科学的と否定せず、普通に受け止める社会になってほしい」と願う。

スタジオでひな壇に座るパネリストたちもしんみりと聞き入っており、軍事ジャーナリストの井上和彦氏や産婦人科医でタレントの丸田佳奈は涙をこらえきれなかった。

それでも丸田は「これだけ泣いている私が言うのもなんですが」と持論を述べた。遺族が心の傷をいやしていく心理は4段階あり、その最終段階に「故人への思いの再配置」がある。「故人との関係性を見出してその後の生活をやっていくことを遺族自身がやっている」「そうした心理により、おもちゃが動いたりすることに対して“あ、子どもだ”“おばあちゃんだ”と思うのではないか」という。

ただ、海外の科学者には最終段階に行くのは元の健康に戻るよりもさらに人格的に一歩成長しているとの説もあり、彼女も「だから、それを昇華するのは非常に意味がある」と考えていた。

そうした見解も含めて奥野氏は最後に「復興は形のあるものだけでなく、形がないものをもうちょっと見つめてほしい」と訴えた。

7年前、未曽有の大震災から日本中がやり切れない思いに包まれた。しかし、一方では「何としても被災地を復興させ、日本を元気にしよう」と気持ちは一丸となったはずだ。その思いを忘れるにはまだ早い。

画像は『丸田佳奈 2018年3月10日付オフィシャルブログ「出演情報:そこまで言って委員会NP」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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