【海外発!Breaking News】息子に続き娘とも 近親婚にこだわった40代母親に懲役2年の実刑判決(米)
TechinsightJapan / 2018年3月20日 14時6分
![【海外発!Breaking News】息子に続き娘とも 近親婚にこだわった40代母親に懲役2年の実刑判決(米)](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/japantechinsight/japantechinsight_485411_0-small.jpg)
米オクラホマ州で1年半ほど前、母と娘が近親婚により逮捕されたことをこちらでお伝えしていたが、その注目の裁判が行われている。女同士ゆえ生物学的にみて妊娠の危険性はないものの近親婚は違法であり、それにこだわりをみせる母親は性犯罪者として裁く必要もあるようだ。州のメディア『NewsOK』などが報じた。
母と娘による近親婚が発覚して2016年9月に逮捕されたのは、オクラホマ州スティーヴンス郡のダンカン市に暮らしていたパトリシア・アン・スパン(現在45歳)とミスティ・ヴェルヴェット・ドーン・スパン(現在26歳)の2名。児童保健福祉局の職員が地域の子供たちの健康や養育状況を把握するため個別訪問をしていたなか、ある世帯で中年の女が少年のような夫と夫婦として暮らしていることを知り、調査を開始。隣のコマンチ郡ロートンの役所が2人の結婚届を受理していたが、実の母と娘であることを突き止めたという。
逮捕後、パトリシアは「私は親権を奪われ、ミスティと2人の息子は祖父母宅に預けられました。しかし2014年の再会でミスティとの間に恋愛感情が生まれました。ミスティの出生証明書において母親の欄に私の名はありません。オクラホマ州では17か月前に同性婚が合法と認められているのだし、法的な親子でもないのだから結婚しても問題はないでしょう」と主張した。だが同性婚と近親相姦・近親婚は異なり、オクラホマ州で後者は違法。その婚姻届は法的に無効となり、2人の身柄はスティーヴンス郡拘置所に送られた。
その裁判はすでにスタートしており、昨年11月に有罪答弁を行った娘のミスティが「結婚は母親から迫られたもので、婚姻届についても『3人の弁護士に相談して法的な問題はないと言われた』という母の説明を信じた」と話していること、また昨年10月には婚姻解消の申請を行ったこと、まだ若く犯罪歴がないことなどを判事は考慮。ミスティの場合はカウンセリングを受ける条件付きで10年間の刑の宣告猶予(刑に一定の猶予期間をもうけて裁判所が被告人の行状を審査すること)が決まったが、後にオクラホマ州では近親相姦事件ではその適用がないことが判明し、有罪答弁も取り下げとなった。郡高等裁判所で来週にも再び答弁の機会が設けられるが、司法取引を経て最終的には2年の保護観察処分となるものとみられている。
一方、今月13日に有罪答弁を行ったパトリシアの刑はすでに確定。2年の禁錮刑と8年の保護観察を言い渡され、1,500ドルの罰金支払いのほか、犯罪被害者救済基金への寄付300ドル、および各種手数料991ドルを州に支払うよう命じられた。また服役後は性犯罪者としての登録が義務付けられるという。なおパトリシアの近親婚はこの一度だけではない。2008年にはコマンチ郡ロートンの役所に18歳の実の息子を夫とする結婚届を提出しており、息子からの苦情で2010年3月に無効と判断された。こちらは刑事事件に発展していなかったという。
画像は『NewsOK 2018年3月14日付「Oklahoma mom pleads guilty to incest, going to prison」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)
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