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【海外発!Breaking News】ロシアの投票所、監視カメラが不正行為を捉える 立会人や職員も皆グルか<動画あり>

TechinsightJapan / 2018年3月20日 11時28分

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普段からのそれは高い支持率で圧勝の予想―これは少し盛り過ぎた表現であったのかもしれない。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は18日に行われた大統領選挙で予想通り再選を果たしたが、どうやら選挙直後から「不正行為」の文字がちらついているもようだ。

現職のウラジーミル・プーチン氏(65)が18日に行われたロシアの大統領選挙で圧勝した。任期は6年であることから何か起きない限り2024年までロシアの大統領はプーチン氏であろう。中央選挙管理委員会は投票率が70%を超え、プーチン氏の得票率を75.9%と発表したが、これは前回の64%を12ポイントも上回ったことになる。本人は自分の政治手腕、対米政策や核・ミサイル開発に対する正しい評価を得たと満足している様子だが、プーチン勝利を目的とした不正選挙を暴き続けてきた独立系選挙監視団体「ゴロス」はあちこちの投票所で立ち入りを禁じられたもよう。このたびの選挙でも数々の不正行為があったと糾弾している。

特に問題視されているのが投票所の様子を撮影するため上方に設置された監視カメラの妨害で、風船などが用いられているという。これでは投票所内で何らかの不正行為があると疑わざるを得ないが、英メディア『Metro』はそのカメラの存在を知らぬ女性スタッフが投票箱に次々と投票用紙を入れる様子を暴いた動画を入手したもよう。実行者は女性2人組だが周囲も見て見ぬふりをしているため、その投票所のスタッフ全員がグルなのであろう。

中央選挙管理委員会は不正行為があったとの報告があることを認めながらも、「全体として捉えればこの選挙結果は合法」と世の中の批判を一蹴。これに大統領選への立候補も認められなかった野党指導者のアレクセイ・ナワリヌイ氏は選挙のやり直しを強く要求しており、「市民がデモに参加し、それを警察が強制排除や弾圧するようであれば街頭で激しい衝突が繰り広げられるだろう」と述べた。

折しもロシアの元二重スパイ、セルゲイ・スクリパリ氏と娘ユリアさんを毒殺した疑いをめぐり、英国とロシアの関係が極めてまずい状況に向かっている。強い権力を握って18年にもなるプーチン大統領。世界は「嫌でもソ連時代の独裁者スターリンを思い出す」として警戒を強めている。



画像は『Metro 2018年3月19日付「Russia election video shows officials allegedly filling ballot boxes」(Picture: East2West News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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