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【海外発!Breaking News】老人ホーム施設スタッフ 高齢者女性を介助せず、床を這う姿を撮影してクビに(英)

TechinsightJapan / 2018年3月29日 16時6分

【海外発!Breaking News】老人ホーム施設スタッフ 高齢者女性を介助せず、床を這う姿を撮影してクビに(英)

介助の必要なアルツハイマー病を患う高齢者女性が倒れるも、助けるどころか床を這う姿をスマホで録画、ソーシャルメディアに投稿したイギリスの老人ホーム施設スタッフ。うち1人が解雇され、3人が停職処分となった。現在、協議会や警察らがスタッフらを調査しているという。『BBC News』『The Sun』『The Northern Echo』などが伝えている。

英ティーズサイドのソルトバーンにある老人ホーム施設「Four Seasons Care Centre(フォーシーズンズ・ケアセンター)」に入所していたアルツハイマーと関節炎を患うヘイゼル・ブラウンさん(83歳)。彼女の娘クリスティーン・ベルさんは3月21日に施設のマネージャーから連絡を受け、その内容に驚愕した。

マネージャーによると、ヘイゼルさんは滑って転んだか椅子から落ちたかで床に倒れていたという。その姿を見たある施設スタッフは介助して起こそうとするどころか、ヘイゼルさんが床を這っている姿をスマホで撮影し、別のスタッフに送った。そしてヘイゼルさんの動画は、ソーシャルメディア「Snapchat(スナップチャット)」でシェアされたのだ。

この件を聞いたクリスティーンさんは、当然ながら激しい怒りを感じたという。

「介助の必要な高齢者に対してプライバシーを尊重することもなく、また助けようとすることもなくソーシャルメディアに投稿するなんてあまりにも酷いと思いました。マネージャーからこのことを聞いた時、吐き気がしたほどです。サポートすべきスタッフのそんな態度には100%失望させられました。今後、2度とそのスタッフたちには弱者に関わる仕事をしてほしくはありません。」

施設のオーナーであるケイ・ヘルスケアさんは、「今回の出来事は非常に遺憾です。1人のこのような行為が、全スタッフの評判を汚したのです」とクリスティーンさん同様に怒りを隠せないようだ。しかし「正直に申告し、素早い対応をしてくれた施設側には感謝している」と言うクリスティーンさんの言葉通り、施設側は迅速に対応しスタッフ1人を解雇、3人を停職処分にしたことを明らかにした。この件に関しては、レッドカー&クリーブランド協議会の安全防護対策チームと Care Quality Commission(ケア・クオリティ委員会)、クリーブランド警察の合同により、更なる調査が行われているという。なお、同警察は「通報を受けたものの、犯罪捜査として取り扱ってはいない」と述べている。

このニュースを知った人からは「こんなスタッフ、逮捕されるべき」「きっとこんなスタッフがいる施設なんて多いだろう。これは氷山の一角に過ぎないと思う」「信じられない。抵抗できないか弱い高齢者への虐待といっていいのでは。顔と名前を晒すべき」「悲しいし残酷。こんな最低な人たちには職も与えず生活保護も受けさせるべきじゃないわ」「もし自分の母親がこんな目にあったら、スタッフを殴ってやる」といった声があがっている。

画像は『BBC News 2018年3月23日付「Saltburn care home woman’s fall ‘shared on Snapchat’」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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