【海外発!Breaking News】泥酔パイロットが操縦室に! フライトキャンセルで乗客106人が足止め(独)
TechinsightJapan / 2018年3月26日 21時5分
多くの乗客の命を預かる者として、泥酔状態で操縦室に乗り込むというあってはならない行為に出たパイロットがこのほど逮捕され、パイロットライセンスの停止処分を受けた。フライトのキャンセルを告げられた106人の乗客は、ホテルでの宿泊を強いられたという。英メディア『The Independent』『London Evening Standard』などが伝えている。
3月23日の夜、ドイツのシュトゥットガルト空港からポルトガルのリズボンへ向けて飛び立つ予定だったポルトガルの国営航空会社「TAPポルトガル航空」の飛行機が、離陸直前にフライトを取りやめる事態になった。
40歳の副操縦士からアルコールの臭いがして、足元がおぼつかない状態であることに気付いたのは空港職員だった。副操縦士は操縦室でも泥酔しており、連絡を受けた空港管理局は飛行機を離陸させない決断を下した。副操縦士はその後、降機させられて逮捕となり、パイロットライセンスの停止を言い渡されている。また保釈金は1万ユーロ(約130万円)に設定されたようだ。
急きょフライトのキャンセルを告げられた106人の乗客は、機内に乗り込んでいたにもかかわらず、再び空港ロビーに戻され立ち往生となった。その夜にホテルでの宿泊を強いられた乗客たちだが、リズボンまでの次のフライトは26日になるという。TAPポルトガル航空は「パイロットが不適任のため」フライトがキャンセルになったことを謝罪し、「内部調査を行い、必要かつ適切な措置をとる」と述べている。
なお、2016年12月31日にカナダのカルガリー国際空港で、メキシコのカンクンへ向けて出発直前のカナダ格安航空会社「Sunwing Airline(サンウィング航空)」に乗務していたスロバキア出身のパイロットが泥酔し、操縦室で気絶するという失態を犯している。その後、パイロットは逮捕された。
画像は『Metro 2018年3月24日付「Drunk pilot leaves 100 passengers stranded in Germany」(Picture: REX)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
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