【海外発!Breaking News】ドッグフードが原因か 警察犬や飼い犬の死で製造会社が自主回収へ(豪)
TechinsightJapan / 2018年3月27日 18時2分
突然餌を食べず痩せ細り、衰えていく犬がオーストラリアの各地で相次いだ。その原因が「あるペットフード会社が製造しているドッグフードでは?」と問題になり、このペットフード会社は自主的に特定の商品を回収している。『Herald Sun』『9News』『Metro』など複数メディアが伝えている。
動物病院などで「トップクオリティ」と推奨されているドッグフード「Advance Dermocare(アドバンス・ダーモケア)」を製造しているペットフード会社「Mars Petcare Australia(マーズ・ペットケア オーストラリア)」は、このほどこのドライドッグフードの3kg、8kg、15kgの商品全ての自主回収を余儀なくされた。
発端となった時期は昨年12月だが、ビクトリア州ビクトリア警察でこのドッグフードを食べたジャーマン・シェパードやラブラドールなどの警察犬9頭が回復の見込みのない病にかかり、1頭が安楽死となったことで一気に問題が明るみに出て、さらにオーストラリアの複数の州で何十頭という犬が同様の症状で死亡していたことも発覚した。
ビクトリア警察の警察犬9頭は、食道が拡張し正常に機能しなくなるため食べ物を胃に送り込めず、食べた後すぐに吐いたりして十分に栄養が摂取できなくなる「巨大食道症」を患っていることが分かった。ジョン・ウディアット警部は「犬が病気になったことについてはいくつかの要因が考えられますが、その1つは犬が口にしていた餌なのです。しかし、これは今まで聞いたことのない非常に珍しいケースです」と話している。残る8頭のうち2頭も病が深刻で、安楽死は避けられないようだ。
メルボルンのアントニー・ブラウンさんは、2週間前に飼い犬ダルメシアンの“ルーニー”(7歳)を同様の病で安楽死させた。アントニーさんによると、ルーニーは体重が半分落ちてしまうほどやせ衰えたそうだ。
「突然、ルーニーは骨と皮だけになってしまったんです。何が起こっているのか全くわからず、動物病院でレントゲン検査や生体組織検査、手術、薬での治療などあらゆることをして9,000豪ドル(約73万円)ほど費やしました。その結果、巨大食道症と診断されたのですが、これまで健康で元気だった愛犬が、急激に弱っていくのを見ることほど飼い主にとって辛いことはありません。『Advance Dermocare』は動物病院も推奨していたので購入したのです。このようなことが二度と起こらないためにも、原因が何なのかはっきりさせてほしいと思っています。」
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
自治体の「殺処分ゼロ」を手放しで喜んではいけない…「人間の都合で不幸になる犬・猫」が抱える"隠れた問題"
プレジデントオンライン / 2024年5月3日 7時15分
-
ペッツファーストグループ マンスリーペットレポート2024年3月度
PR TIMES / 2024年4月25日 17時45分
-
狂犬病予防注射月間!狂犬病ワクチンに関するギモンを調査!8割以上の飼い主が接種に理解を示すも、ワクチンに対する不安も浮き彫りに
PR TIMES / 2024年4月24日 19時15分
-
愛犬の長寿のための「5つのポイント」
ニューズウィーク日本版 / 2024年4月18日 12時50分
-
保護した元繁殖犬が突然吐血 主治医の病院は休診日 すがる思いで頼った別の獣医師が発した勇気の言葉
まいどなニュース / 2024年4月9日 17時30分
ランキング
-
1プーチン氏、戦術核演習を指示=「西側への対抗措置」
時事通信 / 2024年5月6日 19時13分
-
2中国、カナダの調査は「うそ」 総選挙に介入と報告書
共同通信 / 2024年5月6日 20時33分
-
3バイデン政権、米国製弾薬のイスラエル輸送を停止か…ハマスとの戦闘開始後で初
読売新聞 / 2024年5月6日 17時10分
-
4アメリカの大学で広がるガザ抗議デモ、社会への不満が根底か…大統領選の争点に
読売新聞 / 2024年5月7日 5時0分
-
5中国軍機、照明弾で豪ヘリ妨害=高度差60メートル、「危険」と抗議
時事通信 / 2024年5月7日 9時36分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください