【海外発!Breaking News】14年前に行方不明になった猫、飼い主と奇跡の再会(米)
TechinsightJapan / 2018年3月29日 21時50分
その後、獣医師はトレジャーコーストの動物愛護協会に連絡しT2を預けた。トレジャーコースト動物愛護協会では、チップ内の情報でペリーさんの過去の電話番号しかわからず、追跡するのに手間取ったという。しかしついに、ペリーさんの連絡先がわかったのである。
3月9日、T2にマイクロチップを埋め込んだ動物病院から連絡を受けたペリーさんは「もしT2が生きていたと言ったら、どうしますか」と尋ねられて驚いたが、「それはクレイジーですよ。だってT2はもうずっと前に亡くなっているはずですから」と答えた。しかしT2は18歳になっても生きていたのである。その3日後、ペリーさんは車で40分の距離にある施設まで会いに行った。
「籠に入って横たわっていた猫を見て、すぐにT2だとわかりました。T2を抱きしめた瞬間、喜びが沸き上がってきました。私とT2の絆が、今回の再会という奇跡を運んでくれたのです。」
T2が飼い主のもとへ戻ったという知らせを受けたワズワースさん一家も、「まるでおとぎ話のようなハッピーエンディングですね。あの猫、仔猫だと思っていたのですがそんなに高齢だったなんて」と驚きと喜びを露わにした。
ペリーさんは「恐らくT2はどこかで飼われていたのでしょう。14年間も野良で、事故にも遭わず動物管理局員にも見つからず生き続けることは困難でしょうから」と言う。トレジャーコースト動物愛護協会の里親ケアマネージャー、ディードリー・ハフマンさんは「T2のストーリーが他のペットの飼い主をインスパイアできれば。マイクロチップを埋め込んで情報を更新さえしていれば、どんなに長い間行方不明になっていても愛するペットと再会することが可能になるのです」と話している。なお、アメリカ国内では飼い猫のほとんどがマイクロチップを埋め込まれておらず、離れ離れになってしまった時に飼い主と再会できるのはわずか2%だという。ちなみに犬の場合は20%とのことだ。
現在、1歳のゴールデン・レトリバー“サッシー”を飼っているペリーさんは、「T2は餌も食べて元気にしていますよ。残り少ない余生、思いきり甘やかしてあげたいですね。以前していたように」と語っており、14年ぶりに我が家に戻って来た“旧友”との日々を大切に過ごしているという。
画像は『Today 2018年3月27日付「Missing cat reunites with owner after 14 years in ‘fairy tale’ ending」(Courtesy Of Doreen Poreba)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
-
- 1
- 2
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「来週までに頭数を減らさないと…」 動物愛護センター職員の苦悩 死の淵から救われたミックス犬 心を開いて甘えん坊に大変身
まいどなニュース / 2024年7月15日 17時30分
-
能登被災者が迷い猫の捜索活動、誹謗中傷にも心折れず…取材Dが驚いた素人からの急成長
マイナビニュース / 2024年7月13日 18時0分
-
「猫が散歩中に逃げ出した!」そもそも猫に「外出」は必要?環境省や獣医師も推奨する「猫の完全室内飼育」について保護猫の飼い主に聞いた
まいどなニュース / 2024年7月11日 7時36分
-
「どうかよろしくお願いします」キャリーで猫を遺棄、張り紙には元飼い主からのメッセージが…保護ボランティア「とても愛されていた子だろうな」
まいどなニュース / 2024年7月3日 19時0分
-
「7歳の愛子さまは由莉を抱っこ」「亀や金魚も…」天皇ご一家のおそばにいた“生きもの”【猫の写真も話題】
CREA WEB / 2024年6月27日 6時0分
ランキング
-
1中国経済にトランプショック再び!? 「中国車の輸入阻止」綱領採択、バンス氏との強硬シナリオ 「60%の関税、本気で仕掛ける可能性」
zakzak by夕刊フジ / 2024年7月19日 6時30分
-
2バイデン氏、大統領選撤退「真剣に検討」 時間の問題か=関係筋
ロイター / 2024年7月19日 8時28分
-
3女児がオオカミにかまれる、自然公園の一部閉鎖 オランダ
AFPBB News / 2024年7月19日 11時35分
-
4韓国軍、再び拡声器放送=北朝鮮の汚物風船に対抗
時事通信 / 2024年7月19日 18時47分
-
5トランプ氏「強い米国取り戻す」 共和党大会演説 アフガン撤収は「最も恥ずべき出来事」
産経ニュース / 2024年7月19日 13時55分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください