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【海外発!Breaking News】生後8か月の娘を殺害されて 5年の実刑判決を受けたベビーシッターに母親「あなたを赦す」(米)

TechinsightJapan / 2018年3月31日 21時52分

【海外発!Breaking News】生後8か月の娘を殺害されて 5年の実刑判決を受けたベビーシッターに母親「あなたを赦す」(米)

2017年10月に米アーカンソー州でベビーシッターが生後8か月の女児を殺害した事件が発生したが、そのベビーシッターにこのほど判決が下された。愛する我が子を失った親にとっては、懲役5年というあまりに短い刑が被告に下されたが、深い悲しみの中で母親が手記を公表し「あなたを赦す」と綴った。『Northwest Arkansas Democrat-Gazette』『Arkansas Matters』など複数メディアが伝えている。

2017年10月10日、アーカンソー州ベントン郡ロジャーズで、教師をしている母メリッサ・マックロウ=ハマーさんと父ウェイド・クラマーさんの娘メイジー=レーン・ハマーちゃんが、生後8か月でその短い生涯を閉じた。

メリッサさんとウェイドさんは、当時6人の子供のベビーシッターであり幼い息子を持つ1児の母メリッサ・ガルシア=リベラ(21歳)を信頼し、娘を預けていた。ところがその日、ガルシア=リベラは幼児用ベッドに寝かたメイジー=レーンちゃんが寝ようとせずに毛布を何度も払いのけた仕草に腹立ち、うつ伏せになっていたその子の上に毛布を被せて枕を2つ置き、部屋を出た。約1時間後にガルシア=リベラが様子を見に戻ってくると、メイジー=レーンちゃんが既に息をしていないことに気付いた。

ガルシア=リベラはメイジー=レーンちゃんを車でMercy Hospital Northwest Arkansas(マーシー病院 ノースウエスト・アーカンソー)に連れて行ったが、医師らは女児の身体が汗でびしょ濡れになっており、体温が38度あった状態で死亡していたことから、ロジャーズ警察に通報、ガルシア=リベラは過失致死容疑で2日後に逮捕された。

同警察での事情聴取で、ガルシア=リベラは「メイジー=レーンちゃんにイライラしてしまった。でも殺すつもりなどなかった」と話した。しかし当時の状況については二転、三転と供述を変え、「警察は真実ではない情報で巧妙に私を陥れようとしている」などと非難の言葉も投げかけていたようだ。警察によると、メイジー=レーンちゃんの上に乗せられていた毛布や枕の総量は3.6kg近くにもなり、後に検死解剖が行われたが、メイジー=レーンちゃんには死因となる外傷や障害、病はなく、はっきりとした死因は定かでないという。

2018年3月26日、ベントン郡巡回裁判所で行われた裁判で、ガルシア=リベラは自身の罪を認め「本当に申し訳ないことをしてしまった。自分だけでなく自分の家族もメイジー=レーンちゃんのことが大好きだった」と発言した。ガルシア=リベラには出所後5年間の執行猶予つき5年の懲役刑が下されたが、違法滞在していたことも明らかになったことから、刑期を終えた後は強制送還される可能性も高いようだ。

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