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【海外発!Breaking News】英語が分からず「死ね」と書かれた服を保護者会に着て行った母親(中国)

TechinsightJapan / 2018年4月7日 5時0分

【海外発!Breaking News】英語が分からず「死ね」と書かれた服を保護者会に着て行った母親(中国)

日本人の英語能力は世界水準から見て決して高いとは言い難いが、中国も日本と同じようである。このほど中国で、英語が理解できなかったがゆえに学校の保護者会で恥をかくことになった女性の話題が届いた。『South China Morning Post』などが伝えている。

山東省青島市に住む女性マオさん(仮名)は先月27日、我が子が通う学校の保護者会に出席した。その時に新しく購入した服を着て行ったのだが、それが他の保護者らの視線を集めることとなった。不思議に思ったマオさんだが、同席していた教師がその理由を教えてくれた。

マオさんの服には大きく英文字で「DIE」とプリントされており、教師は彼女に「死ね」という意味であることを説明した。その恥ずかしさは彼女だけでなく、後に知ることとなった家族まで味わう羽目となった。

「私はその時、ものすごく気が動転してしまいました。このことを知った子供は、時々泣きだす始末です」と明かしたマオさん。問題の服は先月初め頃に購入したというが、マオさんは保護者会が終わった後日、購入した洋品店へ賠償を求めるため再度訪れた。

その際に店側は、「DIE」の文字には「死ね」ではなく別の意味があると説得しようとした。しかしマオさんがこの文字には「死」に関する意味しかない持たないことを訴えたところ、最終的に店側は返金に応じ、さらに400元(約6,700円)を補償金として支払うことを伝えた。

だがマオさんは、家族全員が受けた屈辱と苦悩を補うには不十分だとしてこの申し出を断った。よってこの件は現在、地元市場監視機関によって対処されることになった。

中国を含む東アジア全域では衣類のデザインに英文字が使用される傾向があるが、その意味を理解せずに使われることが多い。それを中国では「チングリッシュ(Chinglish)」と呼ぶこともある。そして英語を理解しない多くの買い物客は、マオさんのように恥をかくことになってしまうという。

Jointide法律事務所の弁護士であるリー・ユンシャン氏(Li Yunsheng)は、今回の件に関して「小売業者は自身が販売する製品について注意を払う必要があります。一部の顧客は英語が理解できません。販売する側はその製品が市場で適切なものであるかを確認する必要があります」と述べている。

画像は『South China Morning Post 2018年3月30日付「Uproar after Chinese woman who can’t speak English goes to parent-teacher meeting wearing ‘DIE’ top」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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