1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

【海外発!Breaking News】公園に住んで13年 自由気ままに生きる犬(米)  

TechinsightJapan / 2018年4月2日 12時8分

【海外発!Breaking News】公園に住んで13年 自由気ままに生きる犬(米)  

米ロサンゼルス地域内の公園に、13年もそこで過ごす1匹の犬がいる。野良犬というにはあまりにも孤高な姿で自由気ままに生きるこの犬に、近隣住民らはある種の魅力を感じ「この公園が犬の住処なのだ」と不思議な犬の存在を認めているようだ。『Mother Nature Network』『Metro』などが伝えている。

ロサンゼルス地域内のとある公園に、13年にわたり住みついている1匹の犬。この犬がどのような理由で公園に住むようになったのか、誰も知らない。しかし公園を訪れる人々は、この犬の姿をいつも目にするという。

写真家ジョン・ウォンさんもその1人だ。5年前、この公園の近くに引っ越したジョンさんは、飼い犬の散歩で公園を訪れた時にこの犬に出会った。現在は公園からさらに近い場所に転居しているジョンさんは、「近寄ろうとすると逃げるように去って行きました」と当時の犬の様子を振り返る。

「今はこの公園に毎朝行きますが、その都度この犬を見ます。犬の居場所には、親切な住民らが餌や水などを置いているようです。でも犬は、誰も近付かせようとはしません。」

近隣住民らは10年以上もこの犬に餌を与えたりして気にかけているという。これまでにも動物管理局員や動物救済・保護スタッフらなどがこの犬を保護しようと試みたようだが、失敗に終わっている。犬の姿を間近でカメラに収めることに成功した唯一の人物であるジョンさんは、このように話している。

「この犬は、今や公園の一部もしくは私たちにとっても住民のような存在になっています。犬は無関心な様子で公園内をうろうろし、人々のそばを通り過ぎます。人を気にすることもなく、他のペットや公園の動物などにも一切無関心です。吠えているのを聞いたこともありません。たくましく、溌剌としていて頭がいいのでしょう。常に人と適度な距離を保ち、人が近付くと逃げて行きます。犬はまるでヒッピーのように自由に公園で生きています。そんな自由な生活を送る犬を見ると、私もなんだか嬉しい気持ちになります。」

「最近、慈善団体の人々がこの犬を再び保護しようと試みたようですが、私はこの犬が施設に預けられた挙句に、引き取り手がなく安楽死ということにだけはなって欲しくありません。善意で保護に努める人たちは、いつかはこの犬を助けることに成功するかもしれません。でも犬は、保護される前にこの公園の緑の中にフッと姿をくらましてしまうかもしれません。全ての犬が人間に飼われ愛されることを必要としているわけではないのだと私は思います。人が、人と異なった道を歩むように、犬もまた全ての人に理想的な生き方とは思われなくとも、自由気ままに生きたいと思うのかもしれません。この公園が、この犬にとっては住処なのではないでしょうか。」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください