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【海外発!Breaking News】妊娠を装い、救急車を悪用した25歳女に罰金刑(米)

TechinsightJapan / 2018年4月2日 21時31分

【海外発!Breaking News】妊娠を装い、救急車を悪用した25歳女に罰金刑(米)

人命救助に奔走する救急隊員を乗せた救急車をタクシー代わりに悪用する人は、残念ながらどこの国にも存在する。このほど米ペンシルベニア州で、妊娠を偽り救急車を呼びつけた女が逮捕され罰金を科せられた。『CBS Pittsburgh』『New York Post』『Metro』などが伝えている。

3月20日、ペンシルベニア州ウエストモアランド郡グリーンズバーグに住むリーアン・アームストロング(25歳)は、車で20分ほど離れた場所にある同郡ラトローブで前夜、家に帰る交通手段や現金もなく外で一晩過ごさなければならなくなった。そこで一刻も早くグリーンズバーグに帰りたいという一心から、「妊娠中で問題を抱えている」と救急車を要請。駆けつけた救急隊員は、アームストロングをラトローブからグリーンバーグのExcela Health Westmoreland Hospital(エクセラ・ヘルス ウエストモアランド病院)の緊急外来へ搬送した。

ところが診察を受けることもなく部屋を出たアームストロングは、救急車に同乗し緊急外来の待合室で待っていた友人男性と一緒に病院から立ち去った。救急車サービスが搬送時にアームストロングの氏名や住所を登録していたことから、グリーンズバーグ警察がアームストロングのアパートを訪ねた。この時、アームストロングは屋根裏部屋に隠れていたという。しかし結局、妊娠が嘘であることを認め、家に早く帰りたかったために救急車を呼んだと供述した。さらに警察はアームストロングの自宅から大麻の入った袋や、デジタル計量器など麻薬関連の道具を発見した。

アームストロングにはサービスを悪用した罪で800ドル(約85,000円)の罰金刑が科せられることとなり、グリーンズバーグ警察のロバート・スタッフォード署長は「Uberかその他のタクシーを利用した方が、まだ安くついたでしょう」と話している。

ウエストモアランド郡では、今年の3か月間で2件の「救急車サービスの悪用」が報じられている。1月には入院していた夫に会いたいからと、病を偽り酩酊状態で自宅へ救急車を呼びつけたアリシア・エドワーズという27歳の女が、病院で看護師らに拳で殴り掛かるなどの攻撃的な暴行を働いたことも含め、加重暴行、公共の場での酩酊状態、保険詐欺の容疑で逮捕された。

救急車の無料サービスを悪用する人があとを絶たない一方で、本当に救急車を必要としている人が多大な迷惑を被る場合もある。このニュースを知った人からは、「こんなの日常茶飯事だよね」「救急車をタクシー代わりに使う人が多すぎる」「この女も若いんだから、それぐらいの距離は歩け!」といった声があがっている。

画像は『Metro 2018年3月31日付「Woman faked pregnancy to get free lift home by ambulance」(Picture: Greensburg Police)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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