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【海外発!Breaking News】世界大都市・殺人事件発生件数ワースト1はロンドン ニューヨークは2位に

TechinsightJapan / 2018年4月3日 10時40分

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何かというと喧嘩が起き、殴り合いの果てに殺し合いにも発展してしまう。気性が荒い人間、人種差別行為、薬物絡みのトラブル、そして貧困や失業率の高さ…。原因となるものが多ければ多いほどその街の治安は悪くなってしまう。ただでさえ殺人事件が多い世界の大都市。長年そのワースト1に輝いていたニューヨークが、なんとその不名誉な座をロンドンに譲ったそうだ。

今年の2月に起きていた殺人事件。ニューヨークでは何らかの理由により14人が命を奪われたが、ロンドン警視庁の発表をもとに『London Evening Standard』が伝えたところによれば、ロンドンではそれより多くの犠牲者が出ていたもよう。なんと15人が殺害されたそうだ。さらに3月になってもロンドンで殺された人々の数は22人。ニューヨークの21人を上回ってしまった。

ニューヨーク市よりわずかに多い、およそ870万人が暮らすロンドン。このところの犠牲者はルイス・ブラックマンさんが19歳、オルワダミロラ・オデイングボさんが18歳、アブディカリム・ハッサンさんが17歳などと10代後半の若者が多く、銃が用いられるニューヨークとは対照的に、体を刃物で複数回刺されていることが特徴だという。2月中旬にカニングタウンで殺害されたプロミス・ケンダさんは17歳で容疑者は17歳が3人、14歳が1人と若者同士のトラブルであったことがわかる。

実は先月8日午後8時52分、女優エリザベス・ハーレイの甥でファッションモデルをしているマイルズ・ハーレイさん(21)がナインエルムス(Nine Elms)地区のアスカロン通りで何者かに刺されて病院に搬送された。隣を歩いていた男性とともに背中を数か所刺されたもので、目撃情報によれば、ある車から降りてきた複数の男がマイルズさんらをいきなり襲ったことがわかっている。

なお3月14日から3月20日の1週間においては、暴力致死事件で8人もの命が奪われていた。派手な事件報道は暴力が連鎖する原因になってしまうことがあるとして、ロンドン警視庁はメディアの報道のあり方についても苦言を呈している。これまでワースト1位であったニューヨークを抜いたとはいえ、数字はあくまでも2月と3月の結果である。ロンドンの殺人事件発生件数は世界ワースト1、こんな状況が今後も続くものか注目が集まっている。

画像は『London Evening Standard 2018年4月1日付「London murder rate overtakes New York for first time ever after spate of fatal stabbings and shootings」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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