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【エンタがビタミン♪】池松壮亮が体当たりで演じる営業マンに、星田英利「国会議員や官僚にいたら…」

TechinsightJapan / 2018年4月3日 14時20分

【エンタがビタミン♪】池松壮亮が体当たりで演じる営業マンに、星田英利「国会議員や官僚にいたら…」

4月6日からスタートするテレビ東京系「ドラマ25『宮本から君へ』」(毎週金曜深夜0時52分~)。1日には記者会見が都内で開催され、主演の池松壮亮、共演の星田英利、華村あすか、浅香航大、古舘寛治、監督と脚本を務めた真利子哲也氏が出席した。実力派俳優と言われる池松が今回演じるのは、今の時代には珍しく熱くて実直な男。池松は「今の時代に必要な気がした」とその印象を語った。

90年代に多くの若者を魅了した新井英樹氏の名作漫画『宮本から君へ』を原作とする同ドラマで、池松壮亮は恋にも仕事にも不器用な、文具メーカー・マルキタの新人営業マン・宮本浩を演じる。

明るく染めた短い髪を立てて会見に登場した池松は、「一言で言えばとても高度な役だったと言いますか、漫画の伝説的なキャラクターなので、あのキャラクターをドラマの中でどう実存させていくのか。たとえばサラリーマンの方が見てくれた時に、明日飯田橋ですれ違うような実存感といいますか。そういうものをどう出していくかということが非常に難しかった」と今回の役作りの難しさを吐露した。続けて「宮本浩ってすごく誠実なんですよ。美しい人だと思うんですね。穢れのない人というか。そういう人間を穢れのある自分が本当に演れるのか。自分に宮本浩をやれるだけの人間性と器があるのかどうか、『宮本から君へ』っていうタイトルですけど、宮本から池松に問われている感じがした2か月でしたね」と自問自答した日々を振り返った。

そんな宮本浩について、池松は「今の時代に必要な気がしたんですね」とその印象を明かした。彼の上司役の星田英利は「たとえば、国会議員や官僚に宮本みたいな人間がいたら、ものすごくシンプルに解決している気がします」と評価し、宮本が一目ぼれをする甲田美沙子を演じた華村あすかは「恋人としてはもっと素直になったらいいんじゃないかなと思う」と女心からやんわりダメ出しした。

劇中で池松は丸坊主になり、熱く土下座するシーンもあるが、「こんなにわーわー吠える役をこれまでやってこなかった。テストで吠えすぎて声が枯れる経験を何度かしまして、その辺が結構苦労しましたかね。坊主になって声枯れている、もう高校球児みたいで大変でした」「何回か記憶が飛ぶような経験もしました」と撮影中のエピソードを披露し、熱演ぶりをうかがわせた。池松は「くたびれた金曜日に見てもらって、『明日頑張ろう、明日一歩踏み出してみよう』と思ってもらえるんじゃないかな」と視聴者の背中を押すドラマになったと胸を張った。

同ドラマには他に、柄本時生、新名基浩、高橋和也、酒井敏也、蒼井優、松山ケンイチも出演する。
(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)

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