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【海外発!Breaking News】機内iPhone盗難騒動で犯人像は「褐色の男」 警察に突き出された人物の職業は…(英)

TechinsightJapan / 2018年4月9日 5時0分

【海外発!Breaking News】機内iPhone盗難騒動で犯人像は「褐色の男」 警察に突き出された人物の職業は…(英)

ブリティッシュ・エアウェイズの旅客機で先月下旬、乗客のiPhoneが盗まれるという騒動が起きていた。目撃者は「犯人は褐色の肌を持つ男」と語り、奇遇なことに機内に該当する乗客はたった1名しかいなかった。あっという間に客室乗務員に囲まれたその男性。しかし彼は…!?

先月下旬、ロンドン・ガトウィック空港を飛び立ちスペイン・バルセロナへ向かっていたブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways 以下BA)機で起きていた携帯電話が盗まれるという騒動。あわや人種差別問題にも発展しかねない色を帯びた結果になっていたようだ。ある乗客がiPhoneを盗まれたと訴えたところ、続いて「褐色の肌の男が怪しい」との声があがったという。

そのフライトを利用していた乗客のなかで褐色の肌を持つ男性とは、ロンドン在住のジョナサン・ヴァルドンさんただ1人であった。「失礼ですが話を聞かせてもらいましょう。所持品やポケットのなかもすべて明らかにしていただけますか」と迫る客室乗務員。ジョナサンさんに同行していた仲間数名に対しても同様の嫌疑がかけられ、バルセロナに着陸すると彼らの身柄は機関銃で武装した7名の警察官に委ねられた。

しかし所持品や身体の徹底的な検査を受けると、ジョナサンさんと仲間たちはあっという間に解放された。怪しい物が何ひとつ出てこないうえ、一行はAppleストアの従業員だと判明。おまけに渦中のiPhoneは飛行機のトイレから見つかったという。ジョナサンさんはその時の様子について、英メディア『Mirror』の取材に「飛行機に乗っていた唯一の黒人が僕だった。周囲の乗客が突き刺さるような目で僕を見てくるのが本当に怖かった。携帯の持ち主からも何ら謝罪の言葉をもらっていない」と話し、職場の同僚だというドリュー・クラウソンさん(58)も「とにかく頭に来た。最低だね」と怒りをあらわにしている。

ブリティッシュ・エアウェイズ社の広報担当者はこの騒動について、「iPhoneが盗まれたという乗客の訴えがあり、犯人像について情報があがった結果このような事態になってしまいました」とジョナサンさんへの失礼を詫びるも、目撃談に従い容疑者の身柄を警察に引き渡すというのは正しい行動であったと強調したいもよう。しかし、その“犯人像についての情報”とやらを単純に信じたところには大きなミスがあったはずだ。

画像は『Metro 2018年3月31日付 「BA passenger accused of stealing iPhone on flight because he was ‘only black man on plane’」(Picture: Mirrorpix)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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