【海外発!Breaking News】汚職疑惑で辞任した南ア元大統領、今のフライトはエコノミークラスで
TechinsightJapan / 2018年4月9日 17時21分
機内で有名人を見かけると誰でも嬉しいものであろう。それがエコノミークラスならなおさら好感が持てるもの。このたび南アフリカの国内線を利用したエコノミー席の客らが目にしたのは、実に意外な人物だった。『EWN: Eyewitness News』などが伝えている。
2月14日に汚職疑惑の高まりを受けて辞任した南アフリカのジェイコブ・ズマ元大統領は現在、汚職、マネーロンダリング、賄賂など16件の罪で起訴されている。以前はプライベートジェットで悠々自適なフライトを楽しんでいたであろうズマ氏だが、今月4日に格安航空会社「クルラコム(Kulula)」のエコノミー席を利用していたことが明らかになった。ズマ氏は故ネルソン・マンデラ元大統領の前妻で4月2日に亡くなったウィニー・マディキゼラ・マンデラさんの自宅を訪問した帰りであったという。
4月4日早朝のフライトに乗ったサイモン・ホジソンさんは隣に座った男性がズマ元大統領であることに驚き、「水曜日がこんなふうに始まるなんて」というコメントを添えて元大統領とのツーショットを自身のFacebookに投稿した。
ホジソンさんは「彼はとても楽しい人だったよ。チップスやミントを分けてくれて、私の息子はイースターエッグのチョコレートを彼にあげたんだ。彼の家族のことも話したし。ウィニーさんの家に弔問したばかりで、これからクワズール・ナタール州ンカンドラの自宅に帰ると言ってたよ」と、50分間のフライトを楽しく過ごしたことを明かした。
この投稿にはポジティブな反響が多数寄せられているが、一方で「なんで殴ってやらなかったんだ」「白人が嫌いな理由は聞いた?」「まるでヒーローの隣にいるようにあなたは微笑んでいるけど、その男こそ私たちの国を崩壊させた張本人なのよ」など汚職にまみれた政治活動を批判する辛らつなコメントも見受けられる。
新政権がスタートして約2か月になる南アフリカ。3月30日には、ズマ氏の腐敗体質を批判してきた南アフリカ新大統領のシリル・ラマポーザ氏が、ヨハネスブルグからダーバンへ向かうサフエアー航空(FlySafair)でエコノミー席に座っているところがツイッターで公開されている。汚職や賄賂を追放しようと奮闘しているラマポーザ大統領は、誠実でクリーンな政治をアピールし国民から好印象を持たれているようだ。
画像は『Simon Hodgson 2018年4月4日付Facebook「Didn’t expect my Wednesday to start like this」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)
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