【海外発!Breaking News】働かされ続けた全盲のゾウ、救出され聖地で仲間と触れ合う(タイ)<動画あり>

TechinsightJapan / 2018年4月7日 21時37分

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タイやインドなどでゾウは人々の暮らしに近い存在として愛されている一方で、観光客を乗せて一日中働かされ虐げられているという事実もある。このほど辛い過去を背負って生きてきた全盲のゾウが保護団体に救出され、聖地で新しい仲間と触れ合う姿が感動を呼んでいる。『Metro』『Mail Online』などが伝えた。

ゾウのプロイ・ソン(Ploy Thong)は、タイのパタヤで16年にわたり観光客を背中に乗せて働かされてきた。全盲のため、プロイ・ソンは匂いを嗅ぎ分けられる鼻だけを頼りにその道のりを行き来してきたという。推定年齢30歳とされるプロイ・ソンは、観光客を乗せる仕事の前はサーカスで働かされており、生まれてから自由というものを味わったことがなかった。

アジアゾウの保護に尽力しているチェンマイの「Save Elephant Foundation」のスタッフらは、ブア・キュー(Bua Keaw)という名のゾウを救出している時にプロイ・ソンの存在を知った。

「プロイ・ソンは両目が全く見えないにもかかわらず、早朝から日暮れまで毎日観光客を乗せて働かされていました。私たちスタッフはプロイ・ソンも自由にしてやれるように飼い主と交渉し、救出に成功したのです。」

今年2月3日、プロイ・ソンはチェンマイの聖地「Elephant Nature Park」へと保護された。スタッフが見守る中、プロイ・ソンは低い鳴き声をあげると少し離れた場所にいたゾウの群れがそれに反応し、同様に鳴き声をあげた。そして女性スタッフがゾウの群れをプロイ・ソンがいる場所まで導くと、コンクリートの柵ごしにゾウたちは鼻を使ってプロイ・ソンに触れ始めた。

まるで労るように長い鼻でプロイ・ソンの体を包み込むようにして触れるゾウたちの姿は、新しい仲間を心から歓迎しているようだ。またプロイ・ソンも、目は見えなくとも仲間の体温を感じ、鼻で歓迎に応え耳を懸命に動かして喜びを表現しているように見える。長年の“鎖”から解き放たれ、初めて自由を得たプロイ・ソン。これからは仲間とともにこの聖地で平和に暮らしていくに違いない。

このニュースを知った人からは「ゾウたちの歓迎の挨拶が感動する。すごく心が温かくなった」「こんなに美しい生き物を、人間はもっとリスペクトすべき」「虐待されて苦しんでいるゾウがもっと保護されることを願う」「ゾウだけじゃなく人間はもっと動物を敬うべき。動物への虐待がなくなってほしいと願わずにはいられない」「ゾウを保護してくれたスタッフに感謝したい」「これからは余生を穏やかに過ごせるといいね」といった声があがっている。



画像は『Metro 2018年4月6日付「Blind elephant connects with its new herd after being rescued from circus」(Picture: Caters)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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