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【海外発!Breaking News】他界した母親の代わりに…少女の髪を毎朝セットする女性スクールバス運転手(米)

TechinsightJapan / 2018年4月8日 21時8分

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病で母を亡くすという辛い経験を乗り越えてきた11歳の少女。しかしこの数年間、父親だけでは行き届かないところをスクールバスの運転手が手助けしている。米ユタ州から心温まるニュースが届いた。『KSLTV.com』『People.com』などが伝えている。

ユタ州アルパインのイザベラ・ピエリちゃん(11歳)は2年前に母親を亡くして以来、父親のフィリップさんと2人で暮らしてきた。フィリップさんは娘の面倒を見てはいるものの仕事のために朝早く家を出ることもあり、学校への準備はイザベラちゃんが自分でほとんどしているという。

フィリップさんはイザベラちゃんの髪をスタイリングすることが苦手で、最初は娘の髪をスポーツ刈りに近いベリーショートに切っていた。髪が伸びてからのイザベラちゃんは、ブラッシングして手早くポニーテールを作り学校へ行っていた。ところがそんな日常に変化が訪れたのは数か月前のことだ。

イザベラちゃんはある日、スクールバスを降りる時にクラスメートの女子児童がバスの運転手であるトレイシー・ディーンさんに三つ編みを直してもらっているのを見た。そこで勇気を出して「自分の髪もセットしてほしい」とトレイシーさんにお願いしたところ、トレイシーさんは快く承諾。それ以降イザベラちゃんは毎日、トレイシーさんに髪をセットしてもらっている。毎朝数人の女子児童の髪をセットしているトレイシーさんは、このように話している。

「スクールバスの運転手は、子供たちに積極的に話しかけていい関係を築かないと。児童たちには我が子のように接していますよ。児童たちが幸せだと私も幸せです。」

自身も子を持つトレイシーさんは7年前に乳がんを患っており、イザベラちゃんの母親の話を聞いて「子供の髪をセットしたりすることは、普通父親じゃなく母親の役割だから、私ももし何かあった時に子供たちはどうなるんだろうって考えたりします」と心境を吐露した。母親がいないことで日々辛いこともあるだろうイザベラちゃんだが、トレイシーさんのことを「お母さんみたい」と慕っており、「今日はどんなヘアスタイルにしてくれるのかな」と思うことで毎朝の登校がとても楽しみのようだ。

トレイシーさんがイザベラちゃんの髪をセットするようになってからは、イザベラちゃんの態度が変わったことに担任教師も父フィリップさんも気付いたという。子供の髪に関しては全く対処法がわからないというフィリップさんは、「そこまでする必要がないのに、彼女は一歩前に出てくれた。ありがたいことです」とトレイシーさんの親切に感謝している。このニュースを知った人からは「トレイシーさんいい人だね」「きっと天国の母親も喜んでいる」「いい話で心が温まる」「お父さん、YouTubeでスタイリング勉強できるよ」「イザベラちゃん、きっと大きくなってもトレイシーさんのこと忘れないだろうね」といった声があがっている。

画像は『KSLTV.com 2018年3月28日付「Bus driver turns into hair dresser for girls on bus」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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