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【海外発!Breaking News】高齢者を狙った強盗常習犯、78歳宅侵入し返り討ちで死亡(英)

TechinsightJapan / 2018年4月10日 16時54分

死亡したヴィンセントはこの15年間、薬物依存に陥りながら常に高齢者をターゲットにして詐欺や強盗を働く常習犯であった。2003年には、父親ヘンリー=チャールズ・ヴィンセントと5人のおじらとともに「家がこのままでは崩れ落ちてしまうので改築が必要だ」と言葉巧みに高齢者らに言い寄り、いい加減な改築工事を行い総額100万ポンド(約1億5千万円)の金を騙し取った罪で一家揃って懲役刑を受けた。しかし出所後、2009年に再び父親と一緒に81歳の高齢者から屋根のタイル修理と称して72,000ポンド(約1,085万円)を騙し取っている。2013年にヴィンセントはグレーブセンドでも強盗事件を起こし、ケント州警察で「最も重要な指名手配人物」と言われており、昨年11月にも同州ファーニンガムの70代高齢者宅に押し入って以来、同警察がその行方を追っていたところであった。

そんな中で再び高齢者宅を狙い強盗を働こうとしたヴィンセントが、正当防衛で刺殺されたことに世間の同情は皆無に等しい。しかしながらヴィンセントのいとこである女性(名は公表されず)は、メディアの取材で保釈されたリチャードさんに怒りを露わにし、このように話した。

「警察はもっと調査すべきです。あの家で何が起こったのかは私にはわかりませんが、私にはいとこを亡くしたという事実しかありません。私が知っているヘンリーはとてもいい人でした。何かが原因で過ちを犯したとしても、命を奪われるには値しないはずです。」

また7日には、ヴィンセントの親族か友人かは定かではないが、ちょうどヴィンセントが倒れた場所の木製の柱に3つの花束が括り付けられカードが添えられているのが見つかった。献花をした人物は、住民らが寝静まった夜にこっそり訪れたのであろう。カードにはこう綴られていた。

「多くの人に愛されて親しまれたヘンリー、あなたはとても思いやりのある心優しい人だった。神のご加護とともに天国での安らかな眠りが訪れますように。あなたがこの世からいなくなってしまってとても寂しい。」

カードには、親しい間柄に使う“キス”を意味する「xxx」マークまで添えられていたという。このことが再びニュースで報じられると、世間からは怒りの声が沸き上がった。

「『とても思いやりのある心優しい人』!? このカードを書いた奴へは笑いが込み上げる。」
「よくもそんなことがカードに書けるわ。思いやりのある人は普通高齢者を助けるでしょうに。この男がやったことは全く逆でしょう。」
「同情なんか全くないね。高齢者宅を狙って強盗に入ったり悪行を犯す犯罪者一家じゃないか。」
「花束で追悼する価値などこの男にはない。」
「自分のこれまでの悪行を考えたら、死んで当然。」
「強盗に押し入らなければ死ぬこともなかったんだから、結局、強盗犯が自分で自分の死を招いただけ。」
「被害に遭った高齢者が本当にお気の毒。そうでもしないと、きっと反対に殺されていたに違いない。」
「なんで強盗被害に遭った高齢者夫婦が、こんなに怖い思いをしなきゃならないの。家に押し入った強盗犯から自分たちの命を守ったまででしょう。」
「犯人一家が被害者ヅラするのが間違っている。強盗の常習犯なんだから『いい人だった』ってことはまずないだろう。」
「リチャードさんはもう二度とこの自宅で安心して暮らせない気がする。リチャードさん夫婦がかわいそう。」

長年にわたり高齢者を苦しめ続けてきたヴィンセントへの世間の怒りは、収まりそうにない。

画像は『JOE.co.uk 2018年4月8日付「Flowers and card left outside pensioner’s home for burglar stabbed to death in Hither Green」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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