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【海外発!Breaking News】73匹の猫を飼育放棄した老夫婦、生涯ペット飼育を禁じられる(英)

TechinsightJapan / 2018年4月12日 5時0分

デイヴィッドとペネロペの2人は、アパートの強烈なアンモニア臭には全く気付いていなかったと発言しており、デイヴィッドは事情聴取の段階で「猫の飼育責任は自分にはない。義母が死に、妻が脚を骨折したので代わりに面倒を見ていただけだ」と主張した。しかしその後、「あのアパートは多くの猫を飼うには不適切だったことは認める。健康状態が悪く資金不足でアパートをきちんとした状態に保つことができなかった。猫たちが苦しんでいたのなら申し訳なく思う」と陳述書に述べていたという。

4月5日、ボドミン治安裁判所でペネロペは「私は猫が大好きで、喜んで世話をしていました。猫は私の人生そのもの。猫たちのことは定期的に様子を見ていたけど、脚の骨折で世話をじゅうぶんにすることができなくなってしまって。しかも私の母親が亡くなるという不幸に見舞われてから、アパートの管理状態が悪化し猫が増え過ぎてしまったのです。あんな酷い状態になったアパートに家族どころか誰一人呼ぶことを恥ずかしくも思っていました。心が痛むし、こんな状態になることを望んでいたわけでは決してなかったのです」と語った。

ペネロペは法廷で、73匹の猫に適した環境を与えることを怠ったこと、猫の痛みや苦しみを防ぐための必要な対応や処置を施さなかったことについての罪を認めた。デイヴィッドもペネロペ同様の2件に加えて、動物医院で猫たちにじゅうぶんな治療を提供しなかった罪を認めている。結果、夫妻には18か月の執行猶予付き12週間の懲役刑および各450ポンド(約68,000円)の罰金刑、さらに生涯ペットの飼育禁止に加えて他人のペットの面倒を見ることやペット関連のイベント参加、またそのメンバーになることも一切禁じられた。

RSPCAと一緒に救出・保護に参加した「Gables Farm(ゲイブルズ・ファーム)」のアシスタントマネージャー、ルース・リッカードさんは「家の中は強烈なアンモニア臭と排泄物で劣悪な状態でした。毛が絡まったりしている猫や爪が伸びすぎて肢に食い込んでいる猫もいました。猫たちは怖がって逃げ回っていましたが、私たちは20匹ほどを素早く保護しました。最初の1か月間は私たちが世話していましたが、現在は2匹を除いて新しい引き取り先へと貰われていきました」と明かしている。また、RSPCAスタッフは「猫が好きで飼い始めたようですが、完全に飼い主としては不適格といえるでしょう。手に負えなくなって最悪の結果になってしまった非常に悲しい一件です」と述べた。

このニュースを知った人からは「猫たちが保護されて本当に良かった。猫好きが聞いて呆れるわ」「そんな状態で『臭わなかった』とかよく言えるな」「気の毒だったけど、新しい飼い主が見つかった猫もいたようでよかった」といった声があがっている。

画像は『real fix 2018年4月6日付「Elderly Couple Banned From Keeping Pets For Life After Being Convicted Of Cruelty To Their 73 Cats」(SWNS/REALFIX)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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