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【海外発!Breaking News】英空港で600万円超の荒稼ぎ ルーマニア国籍のスリ犯2名に懲役刑

TechinsightJapan / 2018年4月12日 17時22分

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ヨーロッパ各地でスリを働いていた常習犯2人がイギリスで御用となった。2人の男は旅行客が行き交う空港で、現金や貴重品などを盗み続けていたという。英メディア『ITV』『Metro』などが伝えている。

ルーマニア国籍のニクラエ・イオン(21歳)とニクラエ・アヴラム(46歳)はロンドン・ヒースロー空港やロンドン・ルートン空港でスリ行為を繰り返し、総額40,000ポンド(約607万円)以上に値する金品を盗んでいた。

旅行者を狙った2人は、あるビジネスマンから3,000ポンド(約46万円)が入った財布を、女性の搭乗客からはクレジットカードを盗むなどして荒稼ぎしており、数件の盗難被害報告があったことからベッドフォードシャー州警察の空港警察隊が昨年10月に捜査を開始していた。

ナイル・ハムシエー巡査は2人の容疑者を特定し全国的に写真を流布、その結果イオンとアヴラムの姿をヒースロー空港で発見した。2人は一旦ルーマニアへ帰国していたが、その後2月27日にイギリスに再入国しようとした際、ロンドン・ルートン空港で拘留された。実はこの2人、過去にもイギリスで似たような事件を起こしており、アヴラムに関してはドイツでも犯罪歴があった。イオンはヨーロッパの5か国にわたり罪を犯し、有罪判決を受けていたプロのスリであったという。

3月28日にロンドン西部のアイズルワース刑事法院で裁判が行われ、6件の窃盗容疑を認めた2人には3年と4か月の懲役刑が科せられた。判決後、ハムシエー巡査はこのように述べている。

「2人の被告はスリのプロとして移動中の旅行者が多く集まる空港をターゲットにし、警戒心が緩んだ隙を狙って犯罪を繰り返していました。被害者らは、いつどこでスリに遭ったのかも全くわからないといった状況でした。空港などでは、我々も常に警戒を促しています。このたびイギリスで、他の国でもあまり例を見ないような厳しい判決が出されたことは、犯罪者にはしっかりとした刑罰を与えるという我々のコミットメントを再確認する意味でも、非常に重要なケースとなりました。」

画像は『Yahoo News UK 2018年4月10日付「Romanian pickpockets who stole over £40k from unsuspecting airport passengers jailed」(SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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