【海外発!Breaking News】機内で出会った見知らぬ女性に、息子を養子として託した女性(米)
TechinsightJapan / 2018年4月18日 14時2分
「テンプルは明るくて気さくでとても素敵な人でした。新しいボーイフレンドに会うことでナーバスになり、子供の将来のことも何も決めておらず不安な状況にいた私の話をテンプルは聞いてくれて、まるで長年の友人のような感じがしました。彼女こそ私が落ち込んでいる時に必要としていた人なのだと悟ったのです。彼女と出会えたことは奇跡の巡り合わせだったと思っています。」
過去の葛藤を打ち明けたサマンサさんに対し、テンプルさんもまた自分がこの先ずっとシングルで生きていくことへの不安や養子を育てたいと思っていることなどを話した。その後、電話番号を交換した2人は空港で別れた。サマンサさんは、テンプルさんから「もしあなたがお腹の子の将来を決めかねてどうしていいかわからないというのなら、私に託すことを考えてもらえないかしら。私にはサポートしてくれる素晴らしい地域交流もあるし友人たちもいる。良かったら考えてみて。それと何か困ったことがあればいつでも連絡して」と伝えられた。
不思議な縁を感じながら別れたその3日後の10月6日、サマンサさんは予定より3週間早く陣痛を起こし、ノースカロライナ病院で男児を出産した。出会ったばかりのボーイフレンドはとても協力的だったが、サマンサさんはテンプルさんにどうしても会いたいという気持ちが湧き、「会いに来てくれる?」と電話で尋ねた。
「息子が生まれた時、愛おしさを感じました。抱っこして母乳も与えて、もっと絆を深めようとスキン・トゥー・スキン・コンタクト(カンガルーケア)も試みました。でも普通の母親が感じるような、我が子へのたまらない愛を感じることができなかったのです。テンプルはすぐに私に会いに来てくれて付き添ってくれました。彼女は息子を見て一瞬で大好きになったようです。私が子供に感じられない思いを、彼女は息子に抱いているのだと気付きました。2人の不思議な結びつきを見て、私はこの人に頼むしかないと思ったのです。」
サマンサさんは、息子を抱っこしているテンプルさんに「この子を養子にしてもらえないか」と頼んだ。その言葉を聞いたテンプルさんはショックで震え、泣き出してしまったという。そしてテンプルさんは男児を養子として迎え入れることに同意し、男児を“ヴォーグン”と名付けた。法的な手続きを終えた2週間後、テンプルさんはヴォーグン君を自宅に連れ帰り、2017年8月に養子縁組が成立した。
自身の人生をやり直す決意をしたサマンサさんを、テンプルさんやボーイフレンドは献身的にサポートした。サマンサさんはその後、ノースカロライナ州に引っ越しボーイフレンドと一緒に暮らすアパートを見つけ、写真家としてのビジネスを展開させた。テンプルさんとヴォーグン君の暮らす家から1時間ほどの距離に住んでおり、頻繁に連絡を取り合って一緒に散歩にも出かけたりするそうだ。
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