【海外発!Breaking News】大韓航空の横暴な会長ファミリーに職員ら「こんなトップの下では働けない!」退陣要求デモ
TechinsightJapan / 2018年5月6日 19時37分
姉が起こした“ナッツリターン事件”の記憶も新しいなか、今度は妹が“水かけ事件”である。ここにきて韓国では、国内トップ10に入る財閥といわれる大韓航空会長ファミリーのパワハラ体質が次々と明らかになり、「一家そろってなんと横暴で傲慢な」と強い批判にさらされている。それにも増して激怒しているのが長年にわたり貢献してきた職員たち。何しろこうした事件が報じるたびにエアラインとしての評価や人気、そして株価までがダウンするため容認するわけにはいかないのだ。4日にはついにOBを含む大韓航空の職員や家族、市民などが会長に退陣を求めるデモまで繰り広げた。
「悪目立ちすることばかりでなんとも恥ずかしい。こんなトップの下では働けない」から「傲慢で横暴、そして極めて幼稚。そのヒステリー気質をどうにかしろ」まで、ありとあらゆる批判の声が飛び交っている今の大韓航空会長ファミリー。発端はもちろん2014年末に起きた「ナッツリターン事件」である。当時の女副社長でニューヨーク発大韓航空86便のファーストクラスに乗っていたチョ・ヒョナ(当時40歳)が袋入りマカダミア・ナッツの出し方に激怒し、すでにタキシングが始まっていた同機に駐機場への引き返しを命じ、そのクルーを降機させたことで遅延が発生。乗客乗員のすべてに強い不快感を与えた。
同族経営のため、同じトップが長期にわたり強い権力をふるう大韓航空。トップが現場でふと目についたことを針小棒大に説教するのは仕方ないにせよ、彼女のしたことは完全に説教の域を超えた大声による荒々しいパワハラであり、一般人が同じことをしていたら「安全な運航を妨げる行為があった」として降機とともに空港警察に突き出されてもおかしくない。そんなチョ・ヒョナのやり方には、虫の居所が悪かったでは済まされない強烈なヒステリー気質を疑わざるを得ない。自分の言動でどれほど周囲に迷惑をかけることになるか、エアラインとしての評判を落としてしまうか、企業の将来まで考えられないのであろう。
そして先月には、妹のチョ・ヒョンミン(35)が会議中に広告代理店の社員に激怒。水(果汁飲料との情報も)の入ったコップを投げつけたと韓国メディアに報じられ、専務の職は辞したものの大きな波紋を広げている。大変裕福ということもあり、財閥系ファミリーに対する国民の感情はそもそもあまりよくないなか、このたびの水かけ事件は「韓進(ハンジン)グループ」系列上場企業の株式を軒並みダウンさせたことが伝えられている。
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