【海外発!Breaking News】60年以上前に性的暴行を受けた76歳男性、加害者が産んだ“娘”と初対面果たす(英)
TechinsightJapan / 2018年5月8日 21時58分
一方でメアリーの4人の子供は今から10年前、一家の家系図の調査を始め、亡くなった母親に子供がもう1人いることを知った。しかしエドワードさんのニュースが報じられるまでは、自分たちの母親が性犯罪者であることや母親が産んだ長女の父親が誰であるかも知らなかった。
エドワードさんの娘は実父の行方を20年も探し続けており、リザムセントアンズに住んでいたエドワード・ヘイズという男性を訪ねたこともあったようだが、全くの別人であった。しかしついに互いの努力が実り、現在はカーライルに住むエドワードさんと今年4月29日、ロンドンで初対面を果たしたのである。
対面する前は緊張していたというエドワードさんだったが、娘を前にして感動のあまり言葉もなく泣き崩れた。初めて実父に会った62歳の娘(本人の意思で名前は公表されず)も、涙して対面の喜びを露わにした。
「62年後、ついに私は自分の父親を見つけたのです。私の4人の子供たちにとってもおじいちゃんが見つかったのです。私たちは顔立ちがとてもよく似ているので驚きました。」
青い目、鼻の形や顎のラインなどエドワードさんと娘は親子としか言いようがないほど似ているという。エドワードさんはこれまでの心境、そしてこのたび娘と会えた喜びをこのように語った。
「私が巻き込まれたこの状況は、到底正常なものではありません。性的被害に遭った後に生まれた子供が真実を知ることも、また知って名乗り出ることもまずないだろうと思っていました。私はただ、子供が元気でいるのか知りたかったのです。私ができることは、カトリック教会に救いを求めることだけでした。それでも娘の消息がわかるという望みは薄いと思っていました。でも娘が自分を探そうとしてくれていたことを知って、こんなに嬉しいことはありません。娘と私は見た目も本当に似ていて、DNA検査など必要ないほど一目で私たちが親子だということがわかります。」
「この事件が公になってから、私の生活はめまぐるしいものでした。私が経験してきた恐怖を知った人たちは憐れみの態度で接してきましたし、私はいつも人と顔を合わせることさえも恐れていました。過去の出来事を隠しながら生きることは地獄そのものでした。でも、もう恐れることはありません。今は暗闇から完全に別の世界に来たような気持ちです。娘や孫との対面が、私の過去の辛さに折り合いをつけてくれました。自分を虐待したメアリーのことももう許します。」
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