【海外発!Breaking News】父の試合応援で悲劇 ソフトボールが生後7週の愛娘の頭部を直撃(米)
TechinsightJapan / 2018年5月9日 15時37分
米アイオワ州のある町で行われたソフトボールの試合で大変悲劇的なアクシデントが発生した。生後7週のわが子を連れて会場にやってきたあるファミリー。しかし試合が始まると、なんとその子の柔らかい頭にボールが直撃してしまった。『The Wichita Eagle』『The Courier』『Fox8』ほか多数のメディアが報じている。
とんだ悲劇に見舞われたのはアイオワ州シェルロック在住のリー・ホーヴェンガさんとその家族。今月2日、リーさんは自分が出場するソフトボールの試合に妻キャシーさんと生後わずか7週の愛娘マッケンナちゃんを連れてきた。ところがある時ボールが応援席に飛び込み、それがマッケンナちゃんの頭を直撃してしまったのである。
当時ブランケットで隠しながらマッケンナちゃんに授乳していたため、キャシーさんは試合にあまり注意を払っておらず、ボールがフェンスを越えて飛び込んできたことに気づかなかった。キャシーさんの腕にもボールが当たり、大きく腫れ始めて重いソフトボールの破壊力のすさまじさを感じさせたが、母親の悲鳴より数秒後に激しい鳴き声をあげたのがマッケンナちゃんで、この子の頭部の方こそ深刻な負傷であった。
アイオワ州ウェイブリーの総合病院「ウェイブリー・ヘルスセンター」に運ばれ、そこで頭蓋骨骨折と脳出血が確認されたため、北のミネソタ州ロチェスター市あるメイヨー・クリニックによる名門病院「セント・メアリーズ病院」にヘリで搬送されたマッケンナちゃん。現在も懸命なる治療が続けられている。しかし医療費は極めて高額となり、クラウドファンディングの『YouCaring』にページが開設されて善意の人々が寄付を行っている。目標額は5万ドルであるという。
病院での一家の様子や治療経過について友人女性がFacebookに「Healing for McKenna」というページを開設しており、人々が一丸となってマッケンナちゃんの命を救おうとし、祈りを捧げている様子が伝わってくる。病院側もアクシデントから4日が経った時点でけいれん発作が48時間にわたりないことは良い兆候であると話しているが、気管支や肺といった呼吸器にやや所見があるため抗生物質の投与を続けているそうだ。
キャシーさんは地元メディア『KWWL』のインタビューで、「この子は奇跡の赤ちゃん。不妊に苦しんだ私たちは3回もの専門的な治療受けてやっとこの子を授かったのです」と語っている。またそのボールを打った選手の心の痛みに配慮し、非常に不幸な事態ではあるけれど誰のことも責めていないとした上で、「このアクシデントを公にしたのは、応援席にまでボールが飛ぶことがある球技においては誰もがボールの行方から目を離してはならないこと、こういう事故が実際に起こるということを皆さんに覚えておいてほしいからです」と話した。マッケンナちゃんが順調に回復してくれるよう心から祈りたい。
画像は『The Wichita Eagle 2018年5月7日付「7-week-old hospitalized with brain injury after softball hits her head at dad’s game」(YouCaring/Laura Heise)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)
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