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【海外発!Breaking News】FaceTimeで会話中に脳卒中を起こした女性、友人の機転で一命取り留める(豪)

TechinsightJapan / 2018年5月11日 15時20分

「キャリーズと話していた時、突然彼女の顔色が変わってとても不安そうに見えたんです。『ジョディー、どうしたの!? どこか具合が悪いの!? 何を言っているのかわからないわ』と叫び出して。でも私こそ彼女が何を言っているのか分かりませんでした。自分では普通に話していると思っていたんです。そうしたらキャリーズが『両腕を高くあげてみて』と言ったので、やってみたら右腕しか上がらず、左側が麻痺していることに気付きました。歩くこともできず左側が何も感じなくなっていたのです。キャリーズから『脳卒中を起こしている』と言われた時には信じられませんでした。脳卒中というのは、70歳代か80歳代の高齢者に起こる病気だと思っていましたから。」

「私はよく偏頭痛になっていましたが、脳卒中と診断される数週間前からは偏頭痛になる頻度が増えていて痛みも深刻でした。顔の左部分が痺れたように感じていましたが、偏頭痛になった時にもそう感じたことがあったので、あの日の朝も深くは考えていなかったのです。血栓除去の手術を受けた後、左脚の感覚が少し回復して、数日後に左腕も少しあがるようになりましたが、左手の動きはまだ回復していません。ナイフやフォークが使えず、髪をまとめてポニーテールにするにも20分はかかってしまいます。でも、手が動かなくなるよりも脳障害が残る方がもっと怖いと思いました。」

ジョディーさんは頭頂葉に深刻なダメージを受け、言葉が少し不明瞭になり、記憶喪失や集中困難、慢性疲労や一部の視界損傷などの障がいに加えて脳卒中後うつ病や不安症を抱えるようになったという。

「私は全身麻痺になっていないので、ほとんどの人が『もう大丈夫』と思うようですが、誰も私の心の中まではわかりません。病の後は自分を失ってしまったような感じになりました。何をするにも気持ちがかき乱れて集中できないから感情が爆発しやすくなるんです。医師からは、脳のダメージのせいで私が元通りの体になる確信は持てないと聞かされましたが、厳しいリハビリで日に日に良くなってはいるので、いつか左手の機能も回復できることを願っています。私を救ってくれたキャリーズには感謝しかありません。素早く兆候を見抜いて対応してくれたからこそ、私は一命を取り留めることができたのです。」

大切な旧友を救ったキャリーズさんは、後にこのように語っている。

「私たちは子供の頃からとても近い存在です。最近はなかなか電話で話す機会もありませんでしたが、あの日私が電話したのは運命だったのでしょう。酷い偏頭痛が治らないとジョディーから聞いて心配していたら、彼女の様子が急変したんです。あまりにも意味のわからない言葉を話すので、最初は電波が悪いのかと思って『今、なんて言ったの? もう一度言って』と頼んでいました。でも彼女の様子から只事ではないと気付いたんです。違う国にいるので役に立たないことをもどかしく思いましたが、間に合って良かった。脳卒中の治療は一刻を争いますから。」

今は定期的にジョディーさんと連絡を取っているというキャリーズさんは、近々会いに行く予定とのことだ。今回の件をきっかけに、2人の友情の絆はますます深まるに違いない。

画像は『Metro 2018年5月8日付「FaceTime saved woman’s life as she had stroke while talking to friend on the phone」(Picture: Caters)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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