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【海外発!Breaking News】47年間首に背負っていた15kgの腫瘍を摘出した男性(中国)

TechinsightJapan / 2018年6月2日 4時0分

【海外発!Breaking News】47年間首に背負っていた15kgの腫瘍を摘出した男性(中国)

17歳の時から首の後ろに脂肪種ができ、徐々に大きくなってもそのままの姿で47年間生活してきた中国の男性が、このほど約15kgもの腫瘍を摘出する手術を行った。手術は無事に成功し、男性は現在自宅で療養中だという。『Metro』などが伝えている。

中国南西部の貴州省盤州市に住むチャオ・シンフーさん(64歳)の首の後ろに卵サイズの脂肪種ができたのは、17歳の時だった。脂肪種はどんどん大きくなったが、痛みを感じなかったことと家族が貧困だったことから、シンフーさんはこれまで病院にかかることは一切なかった。

しかし47年の間に大きくなった脂肪種はシンフーさんの頭の3倍ほどのサイズになり、重さはおよそ15kgにもなってしまった。かなりの負担となる脂肪種を抱えて最近は歩くことさえ困難になってきた父を見た息子のチャオ・ジエンジャンさんは、同省貴陽市にある貴州腫瘍病院のドン・シーシェン医師に助けを求めた。

ジエンジャンさんは、父のために親族らの協力を得て手術費用を集めた。そして先週、シンフーさんはドン医師と他2名の医師により10時間かけて脂肪種を摘出する手術を行った。ドン医師も「これまでの経験でこのような大きなサイズの腫瘍は見たことがない」と驚くほどであったが、無事に手術は成功し約95%の腫瘍がシンフーさんの首の後ろから取り除かれた。100%の摘出とはいかなかったものの、シンフーさんは47年間背負ってきた大きな負担が無くなったことに満足しており、「いつもあったものが無くなったことにまだ慣れていないけれど、安堵した」と喜びを口にしているという。現在は退院し、自宅療養中とのことだ。

痛みはなくとも体に大きな腫瘍があると心身共に辛い思いをしなければならず、痛みを伴い命に係わる腫瘍となれば尚更適切な治療が必要となる。今年4月にはカメルーンで、顔の大部分を巨大な腫瘍に覆われて5年間生きてきた12歳の少女が余命3か月と宣告されていたものの、ボランティアの医療船スタッフらにより腫瘍を除去し、再び笑顔を取り戻したニュースが報じられた。

画像は『Metro 2018年5月31日付「Man’s massive neck tumour has been growing for 47 years」(Picture: AsiaWire)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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