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【海外発!Breaking News】末期がんの母の願いを叶えるため 病室で卒業式を行った娘(米)

TechinsightJapan / 2018年6月6日 5時0分

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末期がんを患い余命幾ばくもない母の願いは、娘の卒業式を見ることだった。このほど米ニューヨークで、母の最期の願いを叶えようと18歳の娘が病室で卒業式を執り行った。朦朧とした意識の中で愛する娘の卒業姿を目に収めた母親は、その翌日に息を引き取ったという。『Inside Edition』『WWLP.com』などが伝えている。

キャシディー・デ=レオンさん(18歳)の母エリザベスさん(51歳)は、2014年4月に大腸がんと診断された。今年の5月には容態が悪化し、6月21日のキャシディーさんの卒業式まではもたないだろうとされていた。しかしエリザベスさんの最期の願いは、やはり愛する娘の卒業姿を見ることだった。

母親の願いを叶えるために、エリザベスさんの長男であるリチャード・ペイガンさんがキャシディーさんの通うニューヨークのワシントンビル高校のブライアン・コノリー校長に連絡し、エリザベスさんが入院している「Vassar Brothers Medical Center(バッサーブラザーズ・メディカルセンター)」でキャシディーさんの仮卒業式をあげることはできないかと相談したところ、その願いが受け入れられた。

5月28日、集まった家族や友人らが見守る中、卒業式用のキャップとガウンを身に纏ったキャシティーさんは、エリザベスさんの病室でコノリー校長から卒業証書を手渡された。記念すべき瞬間に立ち会った兄のリチャードさんは、病床の母の幸せそうな様子を見て、妹のキャシディーさんとともに「母さん、大丈夫だよ。もう安心して逝っていいよ」と伝えたという。エリザベスさんはその言葉に安堵したのか、翌日に息を引き取った。キャシディーさんは、卒業式の様子や母への想いをこのように語った。

「母は容態が悪くなってから、入院中は意識が混濁した状態が続いていました。でも卒業式が始まると、母は目をしっかりと開けて私に小さく微笑んだのです。とても幸せで悲しい瞬間でした。きっと母は私を誇りに思ってくれていると思います。病室で卒業姿を見せてあげることで、私は母に『この先も私は大丈夫だからね』ということを伝えたかったのです。高校卒業後は大学へ進学します。母は、私が知っている中で最も素晴らしい女性でした。」

エリザベスさんの葬儀は6月4日に無事執り行われたそうだ。病室での卒業式は動画に収められFacebookに投稿された。ユーザーからは「とても美しい光景だわ。卒業おめでとう」「お母さん、きっとあなたのことを誇りに思っているよ」「大切な瞬間をお母さんとシェアできて良かった」「いい校長先生だね」「エリザベスさん、どうか安らかに」といった声が寄せられている。

画像は『Inside Edition 2018年6月3日付「Terminally Ill Mom Receives Last Wish to See Her Daughter Graduate」(Cassidy De Leon)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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