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【海外発!Breaking News】部下の女性にセクハラ発言をした男性警察官、解雇を免れる(英)

TechinsightJapan / 2018年6月14日 20時30分

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権力を笠に着て部下にパワハラやセクハラ行為を働く上司がいるが、このほどイギリスで職業倫理基準に違反する不適切な発言をしたとして男性警察官が警告を受けた。解雇には至らなかったことで世間からは不満の声があがっている。英メディア『BBC News』『Metro』などが伝えた。

ドーセット警察に所属するスティーブン・ヒューズはドーチェスター署に勤務していた2014年4月~2016年1月に、部下であった複数の女性警察官にパワハラやセクハラとも取れる発言をしたことで今年3月からウィンフリスにあるドーセット警察本庁にて審問が行われていたが、今月に調査団により不正行為を働いたとして有罪判決を受けた。

ヒューズは当時、産休から復帰したばかりの女性警察官に紅茶をいれるよう頼んだが、「なぜ私がいれなければならないのか」と言われ「君にはオッパイがあるだろう」と女性を見下した発言をしたという。また授乳中の幼い子がいる別の女性警察官に対しても「君が俺の母親だったら良かったのにな。そしたら君の胸に吸いつけるじゃないか」というあからさまなセクハラ発言をした。この嫌がらせを受けた女性警察官のひとりは、このように話している。

「耐え難い苦痛を与えられた4年間は、地獄でした。最初はサポート的な上官だと思ったのですが、2015年1月から問題が起こり始めたのです。娘の水疱瘡が悪化した時には、必要な業務がなかったにもかかわらず数時間さえ職場を離れることを許されませんでした。席を外すのなら年次休暇を取れと言われたのですが、家族らの病気など緊急時における被用者のタイム・オフの権利が認められているため、彼の指示は間違っています。パート勤務だから弱みを見せたくないという思いもあり、必死に頑張ってきましたが、本人にとって1つ1つが些細な冗談であったとしても長期にわたりそれを続けられると、自信を失くし疲れ果ててしまいます。」

この女性警察官は他にも侮辱的な発言を同僚の前でされたとして、審問では「陳述書にあげ切れないほど、彼からは多くの嫌がらせを受けた」と涙を流した。

さらに女性警察官らは上からの指令がないにもかかわらず不必要に徒歩での巡回を強要され、その頻度は同じチームにいた男性警察官よりも多かったと述べた。また別の女性警察官は、同僚の女性が耳の病気で欠勤した際に「まぁ彼女はすぐに(職場に)戻って来るでしょう。耳が悪いというのではなく彼女の場合は頭も悪いですけどね」とヒューズが警部に話していたのを聞いている。

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