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【海外発!Breaking News】家族に20年間監禁され続けた女性、救出・保護される(アルゼンチン)

TechinsightJapan / 2018年6月18日 4時0分

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アルゼンチンのサンタフェ州から衝撃的なニュースが飛び込んで来た。自宅で20年にわたり父や兄に監禁され虐待を受けてきた女性がこのほど救出・保護された。女性は病院で治療を受けて、今も入院中だという。地元メディア『Diario Jornada』や『Metro』などが伝えた。

アルゼンチンのサンタフェ州南部にあるベナド・トゥエルトに住むマリサ・アルミロンさん(42歳)はこの20年間、父や兄に監禁され虐待を受けてきた。マリサさんが20歳ぐらいの頃、交際相手ができたことに激高した父が罰として娘を監禁し始めたのが原因のようだ。

マリサさんを8年間監禁していた父が亡くなると、代わりに兄のマリオがマリサさんを監禁し続け、12年にわたり度重なる酷い虐待を与えてきた。12年前にマリサさん宅で尋常ではない事態が起こっていることに気付いたのは、近隣住民のミルタさんだった。彼は壁を通して聞こえてくる女性の泣き叫ぶ声や暴力を振るわれているらしい物音を聞き、その度にサンタフェ州警察へ通報していた。しかし警察がマリサさん宅を訪れるも、マリオは警察を中には入れず令状を要求するといった繰り返しで、これまで深刻に対応されることがなかった。

そこでミルタさんは長年虐待を受け続けているらしいマリサさんを救うべく協議会に苦情を申し立て、再び警察がマリサさん宅を訪問した。そして警察は、ドアや窓がふさがれた寝室のベッドに裸で鎖に繋がれ、極度の栄養失調状態に陥った様子のマリサさんを発見した。マリサさんの周りには排泄物が散乱していたという。20年の監禁生活からようやく救助・保護されたマリサさんは現在、グティエレス病院で治療を受けながら入院中だ。マリサさんの家族は「マリサは精神疾患を抱えている」と周りに話していたが明確な診断は未だ出されておらず、精神疾患を抱えていなくとも「長年の監禁を強いられたことで、女性は精神的にかなりの影響を受けているようだ」と警察は話している。ミルタさんは地元メディア『Diario Jornada』に、このように語った。

「12年間、壁の向こうから女性の泣き声や叫び声が聞こえていたんです。マリサさんはこれまで相当な苦痛を強いられていたと思います。マリサさんのきょうだいたちは私に『うちの家庭のことに口出しするな』と脅してきたりもしました。マリサさんを監禁・虐待しておきながら、兄は素知らぬ顔で外を歩いているわけですよ。その姿を見て怒りを感じました。私たち住民もいつか危険な目に遭うのではとも思いました。マリサさんには6人の兄がいますが、彼らはマリサさんに何が起こっているか知っていたにもかかわらず、事実を隠し通そうとしたのです。私はもう我慢がなりませんでした。隣の壁を通して聞こえてくる音からして、マリサさんが家の中で受けている仕打ちは凄まじいものだったのでしょう。」

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