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【海外発!Breaking News】旅行先で餓死寸前の仔犬を見つけた少女、救助と保護に尽力(米)

TechinsightJapan / 2018年6月16日 19時24分

栄養失調状態で、切り傷や擦り傷の他にも蚊の媒介によって感染するフィラリア症(犬糸状虫症)を患っていたキングストンは、今年2月まで施設で保護され、アメリカへ出国することができるまでの元気な状態になった。キングストンのために900ドル(約99,000円)の募金を集めたエリオットさんは便を予約し、残りのお金はこれまでキングストンを大切に保護してくれたアニマルハウス・ジャマイカに寄付している。

2月半ば、空港まで迎えに行ったエリオットさんは、元気そうなキングストンの姿を見て感極まり涙した。家に連れ帰り動物病院で検診をしてもらったところ、キングストンの前足が曲がっている原因は生まれてからきちんと栄養摂取できていなかったことによるカルシウム欠損だと判明したが、自然に治る可能性が高いと診断されたそうだ。

「施設スタッフは、キングストンが生まれてすぐに捨てられたのだろうと話していました。生まれてからずっと辛い日々を過ごしていたに違いありません。旅先で出会った時はとても怯えていましたが、家に連れ帰って10分もすると私の膝に乗ってきたんです。愛情にとても飢えていたのだとわかりました。最初はキングストンを引き取ることを躊躇していた両親も、今ではとても可愛がっていて、父はソファーで一緒に昼寝をして母は毎晩キングストンに小さな毛布をかけて寝かしつけています。」

現在8か月になったキングストンはとても人懐こく、エリオットさん一家が飼っているラブラドールの“ベントレー”(6歳)を兄のように慕っているとのこと。旅先で出会っただけの仔犬を救いたいという情熱を持ち、救助・保護に奔走したエリオットさんは、最後にこのように語った。

「周りに笑われても、頑張ってキングストンを引き取ることに成功した自分を誇りに思います。あんなに野良犬の多い国を訪れたのも初めてで、酷い状態の犬を見たのも初めてでした。キングストンは私にいろんなことを気付かせてくれました。とても感謝しています。」

エリオットさんが開設したInstagramアカウントには、元気いっぱいの幸せなキングストンの姿がたくさん投稿されている。

画像は『Kingston 2018年6月1日付Instagram「Gotta love Kingston selfies」、2018年5月30日付Instagram「#transformationtuesday from a feral Jamaican pup in December all the way up until now.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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