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【海外発!Breaking News】将来を悲観して無理心中か 女性と5歳障がい児の遺体が崖下から発見(英)

TechinsightJapan / 2018年6月20日 5時0分

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英イースト・サセックス州に位置するチョーク岩からなる複数の岬は、イギリスでも有数の美しい観光名所として知られる一方で、近年では崖の上から飛び降りる自殺者が絶えない。このほど崖下から女性と5歳児の遺体が発見され、地元警察では引き続き捜査を進めている。『Mirror』『Kent Live』『Metro』などが伝えた。

6月18日の午前7時頃、イースト・サセックス州のビーチー岬で女性と子供が崖の上から落ちた姿を目撃したという通報を受けたイースト・サセックス州警察は、すぐさま王立救命艇協会(RNLI)と協力し崖から162メートル下の海を捜索した。

その結果、崖下から5歳男児の遺体を発見、その後42歳女性の遺体も見つかった。同警察は、2人がケント州メイドストーンに住んでいたことや男児が障がいを抱えていたことを確認しており、死因に不審な点はなく自殺とみられている。

実は6月13日にも、この岬の崖下から3人の遺体が発見されている。午後3時半頃に通報を受けた捜索隊がロンドンに住む58歳男性の遺体を発見、続いてその近くで損傷の激しい女性とみられる遺体を見つけた。さらに少し離れた場所でロンドンに住んでいたとされるもう1人の男性の遺体も見つかっている。これらの3遺体は死因に不審な点がないことから、事件ではなく自殺と推定されており、3人は互いに無関係とみられているようだ。

現在もイースト・サセックス州警察と王立救命艇協会が合同で捜査にあたっているが、女性と男児の名前など詳しい情報は現時点では明らかにされていない。ビーチー岬では、今回の件を含めて1週間以内に合計5人もの遺体が発見されることとなった。

イースト・サセックス州では、海に面した白のチョーク岩が美しいセブン・シスターズやバーリンギャップ、ビーチー岬などが大変人気の観光地となっており、毎年35万人以上の人々が訪れるという。なおビーチー岬は、イギリスで最も高い岬として知られている。

このニュースを知った人からは、「落ちたというよりやっぱり飛び降りたんだろうね…」「こんなふうに命を絶つしか方法がなかったというのは本当に悲しい」「障がい児を持つ親というのは、もし自分が先に逝ったら残された子供はどうなるんだろうっていう不安がたまらなく大きいと思う。社会福祉が徹底していないと、将来を苦にこういった自殺者も増えるのではないだろうか」「イギリスも暮らしにくくなってきているのは事実だから、障がい者にとっても生活は大変だよね…」「一緒に亡くなった女性が親にしろそうでないにしろ、子供の命をこんなふうに奪う権利はないと思う」といった声があがっている。

画像は『Kent Live 2018年6月18日付「The woman and ‘disabled’ boy found dead at Beachy Head were from Kent」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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