【海外発!Breaking News】黒人の隣に座った女性、携帯メッセージに差別用語使用で降機(南ア)
TechinsightJapan / 2018年6月22日 16時47分
この騒動はSNSに投稿されて拡散し、ムードリーさんには非難が集中した。さらこのニュースは彼女が勤務していた会社の耳にも入り、ムードリーさんは即刻停職処分となった。
マブザさんは「このニュースが注目を浴びるだけでは意味がない、むしろ国民一人一人が自分たちの社会で起こっていることをじっくりと考える必要がある」と述べ、この問題は彼女一人だけが処罰されただけでは終わらないことを示唆した。またムードリーさんの会社の対応については「なんらかの結論を出すのは当然。そうでないと人種差別はなくならない。この件についてはムードリーさんと一度しっかり話してみたい」とコメントした。
さらにアーメッド・カトラダ(Ahmed Kathrada)慈善財団も声をあげた。この財団は、アパルトヘイト中に26年刑務所に投獄され、ネルソン・マンデラ氏とともにロベン島で過ごした朋友である故アーメッド・カトラダ氏の遺志を継ぎ、主に人種差別撤廃の活動をしている。
財団は声明の中で「マブザさんの勇気ある行動を称えたい。人種差別は深刻な問題で、Kワードを使うことは小さい犯罪ではなく大罪である。彼女の行動はメディアだけでなく多くの人に注目され、非難されるべきである」と主張し、「差別用語を使うことに言い訳は通用しない。ムードリーさんには謝罪だけでなく、反人種差別や多様性についての講習を受けさせるべきだ」と述べている。
『IOL News』の取材に対してムードリーさんは「コメントを発表するまで少し時間がほしい」と語っているが、彼女の人生までも変えてしまった差別の問題は実に根深い。
画像は『IOL News 2018年6月20日付「Airline passenger’s ‘K-word’ text lands her in hot water」(Pictures: Facebook and Twitter)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)
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