【海外発!Breaking News】デルタ航空、介助及びセラピー犬ピットブルの搭乗全面禁止へ 「取り消して」自閉症男児の母の切なる訴え
TechinsightJapan / 2018年6月25日 21時44分
「息子は自閉症を抱えていて、日々セラピー犬であるピットブル“ゼナ”のサポートを必要としています。ゼナはフライトなどのストレスが溜まりやすい状況でも、息子を穏やかな気持ちに保ってくれるのです。」
リンダさんはゼナを連れてこれまでデルタ航空を2回利用したという。ゼナ(5歳)はもともと前の飼い主に飼育放棄され救助された犬で、セラピー犬になった。ゼナを連れたフライトは2回とも問題もなくスムーズに終えることができたという。
「セラピーアニマルとして正式に認められていないペットを機内に持ち込む人が増えたばかりに、息子のように本当に必要としている人が我慢を強いられなければなりません。ゼナは息子の親友ですが、もう今度からゼナを連れてデルタ航空には乗れないのです。ピットブルの搭乗を禁じるという新ポリシーに反対する人は大勢います。ピットブルは危険というステレオタイプの考えなのでしょうが、実際には素晴らしいピットブルの介助犬や、警察犬も存在します。この規約が取り消しになることを願っています。」
なおデルタ航空では毎日およそ700匹、年間にして約25万匹の介助犬およびセラピー犬を運んでいる。ちなみにデルタ航空の年間搭乗客は1億8千万人以上で、その中には七面鳥やフクロムササビ、蛇や蜘蛛などもセラピーアニマルとして同乗させようとする搭乗客もいるという。
7月10日から実施される新ペットポリシーのことを知った人からは、「ピットブルは急に攻撃してくるし危険だよ」「盲導犬以外のすべての動物を禁じるべきだと思う。ペットを機内に同乗させるのは間違っている」「襲った、噛んだという複数の前例があるのだからピットブル種の犬は禁じられて当然」「ちゃんと訓練されていないセラピー犬が多すぎるからこういう問題が起こるんだよね」「でもピットブル種だけを禁じるというのは間違っていると思う」といった声があがっている。
画像は『The Dodo 2018年6月21日付「Major Airline Bans Pit Bull Service Animals From Flights」(pxhere)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
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