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【海外発!Breaking News】「車内にペットを置き去りにしないで」 気温の急上昇ぶりを実体験した獣医(英)

TechinsightJapan / 2018年7月2日 19時30分

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夏がくると、どこかで必ず暑い車内に子供やペットを放置する人が現れる。このほど英ウェールズの獣医が暑い日に車内でどこまで耐えられるかを体験し、「どうかペットを車内に置き去りにしないで」と注意喚起した。『Metro』『Mirror』などが伝えている。

サウス・ウェールズのブリジェンドにある「Shepherds Veterinary Hospital(シェパーズ動物病院)」の獣医ゼファニー・ウッドワードさん(35歳)は、6月27日に自身の車に閉じこもり、暑い日中に犬などのペットを車内に放置したままにすることがいかに危険かを体験した。

午後3時、動物病院の駐車場に止めていた車に乗り込んだゼファニーさんは、スマホのストップウォッチとデジタル温度計を使い、時間の経過とともに車内の温度がどれほど上がるかを動画に収め、その様子を伝えた。実験を始めた時の車内は31度を上回っていた。

「7分が経過しました。少し汗ばみ始めました。外気温は31度のようですが、車内はすでに38度近くになりました。」

「12分経ち、40度になりました。結構汗をかいています。私が犬なら息切れして喘ぐでしょう。今は水が飲みたいです。とても不快に感じてきました。」

「20分経過しましたが、非常に暑いです。車内は現在44度。あとどれくらい耐えられるかわかりません。気分が悪くなってきました。」

こんなふうにカメラに向かって話すゼファニーさんだったが、30分経った時点で限界を感じた。カメラに向かって「私が犬なら、助けてほしいとSOSを発しているところです。この暑さでは車内で倒れてもおかしくないでしょう」と語っている。

この後、ゼファニーさんは車の外へ出た。窓を閉め切った車内はうだるような暑さで息苦しいということがゼファニーさんの様子を見ても明らかであり、「どれだけ車内の温度が上がるかを証明したかった」と言うゼファニーさん自身も、短時間で温度が急上昇することに驚きを隠せなかったようだ。ゼファニーさんはこの体験を通して、ペットの飼い主に注意喚起した。

「車から出た時、私は汗まみれでした。犬は人間のようには汗をかくことができないし、なにより体毛で覆われています。この動画を見て頂ければ、車内に放置されることがペットにとっていかに苦しいものであるかがわかるでしょう。どうかみなさん、忘れないでください。暑い車内で置き去りにされた犬は、死んでしまうのです。ちょっと買い物に出るだけだからと、ペットを車内に置いていくことはとても危険なのです。」

ゼファニーさんが撮影した動画は、Shepherds Veterinary HospitalのFacebookアカウントに投稿された。ゼファニーさんによると、幸いにも今年はまだ車内に放置されたことが原因で来院した犬はいないという。しかし車内放置だけでなく、「暑い日中に散歩をさせる場合は犬も熱中症になりやすいので、じゅうぶん気を付けてほしい」とゼファニーさんは呼びかけている。



画像は『Metro 2018年6月29日付「Vet locks herself in a hot car to show how quickly things become deadly」(Picture: Deadline News)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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