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【海外発!Breaking News】最愛の娘を車中に忘れ命を奪った母親、弁護士に「私も死なせて」(米)

TechinsightJapan / 2018年7月3日 5時0分

【海外発!Breaking News】最愛の娘を車中に忘れ命を奪った母親、弁護士に「私も死なせて」(米)

暑い時期になると、アメリカでも車中に子供を置き去りにする事件や事故が毎年40件ほど起こっているようだ。このほどオレゴン州で車中に我が子を置き去りにして死なせた母親が逮捕されたが、悲劇の事故となったこのケースには世間から同情の声も少なからず集まっているという。『OregonLive.com』『Fox News』『Mirror』などが伝えた。

オレゴン州ローズバーグで6月21日、15年の不妊治療により授かった最愛の我が子を母親が車中に忘れて死なせてしまうという悲劇的な事故が起こった。

ニコル・エングラー(38歳)は夫ピーターさんとの間に生まれた娘レミントンちゃん(1歳9か月)の子育てに奮闘する傍ら、小児科の診療看護師(ナース・プラクティショナー)として「Evergreen Family Medicine(エバーグリーン・ファミリー診療所)」で勤務していた。普段はEMT(救急救命士)のピーターさんがレミントンちゃんを保育園「Cobb Street Children’s Learning Center(コッブストリート児童学習センター)」へ送っていたが、21日の朝はピーターさんが夜勤で帰宅したばかりだったため、ニコルは出勤前にレミントンちゃんを保育園へ送っていくことにした。

ところが車の後部座席に我が子を乗せて走行したものの、ニコルは保育園に寄ることを忘れて勤務先へと向かってしまった。この日は午前8時15分から病気の子供を抱える親に良くない知らせを伝えなければならない大切な予定が入っており、その責任などで頭がいっぱいになって記憶が一時的に抜け落ちてしまったようだ。ニコルは午前8時前に職場の駐車場に車を止め、車内にレミントンちゃんを閉じ込めたままにしてしまった。 午後にニコルは一旦車へと戻り、いつも行くドライブスルーのコーヒーショップ「Dutch Bros(ダッチ・ブロス)」へ出向いている。しかしこの時にも後部座席にいるレミントンちゃんの存在に気付かなかった。ドライブスルーでは、ニコルは顔見知りの従業員に家族で行くメキシコ旅行の話やレミントンちゃんの話を楽しそうにしていたという。そしてそのまま勤務先へと戻り、車を離れた。

午後4時半頃に仕事を終え駐車場へと戻ってきたニコルは、そこで初めて車内に乗せていた娘の存在に気付き、叫び声をあげた。この日の外気温はおよそ26度、朝から8時間以上車内に放置されていたレミントンちゃんは、皮膚が紫色に変わりすでに意識がなかった。自分がしたことに気付いたニコルはパニックになり、駐車場でつまずきながら娘を抱えて職場へと走った。事態を察した医療チームらがレミントンちゃんの蘇生を試みたが上手くいかず、レミントンちゃんは車で2分ほどの距離にある「Mercy Medical Center(マーシー医療センター)」に緊急搬送された。そこは奇しくも、レミントンちゃんの父ピーターさんが12時間ほど前まで夜勤をしていた病院だった。しかし残念ながら、レミントンちゃんは死亡してしまったのである。

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