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【海外発!Breaking News】隣家の女性にガソリンをかけ放火 喫煙しながら燃える様子を見ていた男に終身刑(英)

TechinsightJapan / 2018年7月8日 18時30分

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イギリスの司法の甘さについてはたびたび国民から批判の声があがっているが、このほど隣家の女性にガソリンを放ち火をつけた冷酷極まりない男に、判事が「19年の刑期は軽すぎる」として改めて終身刑を言い渡した。『Mirror』『Metro』などが伝えている。

2017年11月17日、バッキンガムシャー州ミルトン・キーンズのサマセット・クローズに住むひとりの若い母親が、予期せぬ悲劇に見舞われた。

カーステン・アッシュビーさん(27歳)は、隣家に住むレイモンド・ボーウェン(24歳)のガールフレンドが発作を起こしたことを知り、助けようとした。ところがレイモンドは庭からガソリンを持ち出し、突然カーステンさんに浴びせて火を放ったのだ。火だるまになったカーステンさんは苦しみにのたうち回りながら叫んだという。この時、自分を取り巻いて燃え盛る炎の奥にカーステンさんが見たのは、レイモンドがニヤニヤと笑いながらその炎で煙草に火をつけ、平然と喫煙している姿だった。

全身の32%に及ぶ重度の火傷を負ったカーステンさんは、一時は命が危うい状態であり生存は厳しいとされた。しかしなんとか一命を取り留めたものの、火傷で顔の皮膚は剥がれ髪がごっそり焼け落ち、指先や耳を失った。そして耐えがたい痛みと闘いながら5か月間、カーステンさんは全身を包帯に包まれたまま過ごしたが結局、指の切断を余儀なくされ両手を失ってしまった。当初入院していた「Chelsea and Westminster Hospital(チェルシー&ウエストミンスター病院)」から、火傷治療を専門とする「Stoke Mandeville Hospital(ストーク・マンデビル病院)」にリハビリを始めるために転院し、現在は週に3日そこで治療を受けているというカーステンさんは、身体や顔を再建させるために、これまで80もの手術を受けてきた。

カーステンさんの娘マディソンちゃんの面倒はカーステンさんの両親であるリンさんとポールさんが見ており、一緒に病院へも見舞いに訪れている。娘の悲劇をリンさんはこのように語った。

「娘は隣家に助けに行っただけなのに、あの男は娘の人生を台無しにして、私たち家族の人生をも大きく変えました。私の美しい娘は、もう以前のような顔ではないのです。全て焼けただれてしまい見分けがつきません。当然、娘はこのような姿になってしまったことに大きなショックを受けていて、精神的にもかなりのトラウマとなっています。なにより両手がなく、生涯介助なしでは生活していけなくなったのです。今後2年間、娘は一日20時間もフェイスマスクやボディースーツを装着して過ごさなければなりません。回復までにはまだ時間がかかり、治療は痛みを伴うだけでなく感染症のリスクもありますが、娘は頑張っています。」

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