【海外発!Breaking News】ストーカー男に酸攻撃を受けた女性、苦難乗り越えようやく自信を取り戻す(印)
TechinsightJapan / 2018年8月4日 5時0分
見知らぬストーカー男に求婚され拒否した少女は、その後男から腹いせに酸攻撃を受けてしまった。人生を大きく変えるほどの傷を心身に受けた少女だったが、家族に支えられつつ事件から4年少し経った今、ようやく前向きに生きる希望を持てるようになったという。『Storytrender』などが伝えている。
インドのウッタル・プラデーシュ州ビジノールに暮らすアンシュ・ラジプットさん(20歳)は2014年2月12日、人生を大きく変える悲劇に見舞われた。
アンシュさんは15歳の時、通学途中で50代の男が自分をストーキングしていることに気付いた。ある日突然、求婚してきた男を気味悪く感じたアンシュさんは興味がないことを伝え、両親にも男の存在を打ち明けた。アンシュさんの両親は警察に被害届を提出したが、男のアンシュさんへのストーカー行為は止むことがなく、アンシュさんは学校を変えた。
両親が男に警告したにもかかわらずその行為はエスカレートし、2014年2月12日に男は壁を乗り越えてアンシュさん宅に侵入、家族と兄と一緒に寝ていたアンシュさんの顔に酸を浴びせた。
焼けるような痛みに飛び起きたアンシュさんだったが、この時はまだ自分が酸を浴びせられたとは気付かなかった。アンシュさんには酸攻撃についての知識がなかったのだ。男を取り押さえようとしたアンシュさんの兄を振り切って、男はそのまま逃走した。しかし同日夜に、警察に逮捕されている。
顔全体に酸攻撃を受けたアンシュさんは12日間、病院のベッドで激しい痛みに耐えながら泣き続ける日々を送った。顔の皮膚が溶け目を焼き、口の中にも酸を浴びせられたことでアンシュさんは見ることはおろか、話すことも食べ物を口に入れることも不可能になった。退院してからも7か月間は何も見えず話せない状態だったという。
「病室では、両親が医師へ必死に助けを請う声と泣き声だけが聞こえていました。自宅へ戻っても痛みが激しく、自分がどんな顔になったのかさえもわかりませんでした。その変わり果てた姿を見ることが耐えられず、家族は私のために家中の鏡を取り外しました。でもある日、スチールグラスに入った水に映った自分の顔を見て叫んでしまったのです。顔はすっかり溶けていて目も鼻も口も焼け、皮膚もただれていました。」
アンシュさんがそれまで通っていた学校側は、焼けただれた顔を見た他の生徒が怖がるという理由からアンシュさんを辞めさせた。近所では誰もアンシュさんを見ようとせず、話しかける人もいなかった。アンシュさんと自分の子供たちを関わらせないようにする住民までいたようだ。罪なき被害を被ったアンシュさんの心は激しく傷つき、深く落ち込んだ。しかしそんなアンシュさんをひたすら励まし続けたのは家族だった。「死にたい」と口にするアンシュさんに、家族は生き続けることが大切なこと、どんな姿になってもアンシュさんを深く愛していることを伝え続けたのだ。
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