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【エンタがビタミン♪】<THE ALFEEライブレポート>巨大な城を前に11,000人が熱狂 揺るぎないハーモニーで彩る無限のスタイル

TechinsightJapan / 2018年8月6日 18時0分

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今年結成45周年のTHE ALFEE(桜井賢・坂崎幸之助・高見沢俊彦)が7月28日・29日、横浜アリーナ(神奈川県横浜市)にて夏のライブ『THE ALFEE 45th Anniversary Summer Best Hit Alfee 2018 夏ノ巻Château of The Alfee』を開催した。1日目は台風の影響で悪天候であったが、両日で延べ22,000人が3人の音楽に熱狂した。テックインサイトでは29日のライブを取材した。

開演時刻が近づくと、どこからともなく手拍子が始まり、会場を埋め尽くしたファンがTHE ALFEEの登場を今か今かと待ちわびる。そんななか客席後方に姿を見せた3人は、そこから特製の“馬車”に乗る。2頭の馬の手綱を引くと、馬車は宙へと上がり、どんどん前方へ。大歓声のなか3人をステージに築き上げられた城にいざなった。ライブタイトルにある「Château(城)」にまつわる度肝を抜く演出だ。間髪を入れずに1曲目のハードロック『ジェネレーション・ダイナマイト』が始まり炎が「ボン!」と上がると、観客のボルテージは一挙に上昇、THE ALFEEの世界に引き込まれた。



THE ALFEEは一般的にロックバンドと形容されることが多いが、実は多彩な音楽性を持っている。この日のコンサートでも、1曲目に続き、2曲目『SWEET HARD DREAMER』も桜井がリードヴォーカルの骨太ハードロックで沸かせたと思えば、3曲目はビートを効かせた高見沢ヴォーカルが冴えるシングルヒット曲『白夜-byaku-ya-』へ一転。コンサート中盤には、大学生の頃「プログレにハマった」という高見沢が「プログレッシブロックのウィークポイントは客を置いてきぼりにすること」と笑わせてから「THE ALFEE的プログレッシブロックを…」と『幻想 ~ILLUSION~』『UNCROWNED KINGDOM』を披露した。また結成当初コピーバンドとして活動していた彼らが影響を受けたクロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングの楽曲『OHIO』のカバーも聴かせた。



アンコールでは3人が愛するGS(グループサウンズ)に特化したバンド『The KanLeKeeZ』としていつもと違い揃いのミリタリールックで登場し、彼らオリジナルのGSソングやGSの往年の名曲をメドレーにして演奏した。他にも移動する馬車風の舞台の上に高見沢一人が立ち、歌い上げたメッセージソング『終わりなきメッセージ』、坂崎がギターを持たずにハンドマイクでヴォーカルとブルースハープを聴かせる、アメリカ西部のテイストが入った『FUNKY PUNKY』、坂崎と高見沢のアコースティックギターのかけ合いに釘付けになる『シュプレヒコールに耳を塞いで』、3人のハーモニーが堪能できる『Over Drive』から続く、30年以上提供してきた大阪国際女子マラソンのテーマソングにもなった『夢よ急げ』、そしてサビを3人がアカペラから始めイントロに続けた代表曲『星空のディスタンス』など彼らの曲調のバラエティさや、スタイルの違いをあげれば枚挙にいとまない。これらの幅広い曲調で作られた楽曲を、3人それぞれが個性的なリードヴォーカルで歌い、ときにはひとつの曲の中でリードヴォーカルが変わるスイッチボーカルも駆使するため、曲のバリエーションは無限大だ。しかしどの曲も3人のハーモニーがあれば、“THE ALFEEの楽曲”になってしまうのだ。

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