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【海外発!Breaking News】8歳男児を狭い地下室に監禁し、虐待を続けていたカップル(米)

TechinsightJapan / 2018年8月13日 4時0分

【海外発!Breaking News】8歳男児を狭い地下室に監禁し、虐待を続けていたカップル(米)

その男児にとって、唯一自由を味わえる時間は学校に行っている間だけだった。2017年に米アイオワ州で、1日9時間以上もの間自宅の地下室に監禁され、食べ物も与えてもらえずトイレの使用も禁じられていた8歳男児が救出・保護されたというニュースが報じられた。男児の父とその恋人は既に逮捕されており、2人に有罪判決が下れば仮釈放なしの終身刑が科せられる可能性があるという。『Metro』『The Des Moines Register』などが伝えている。

アイオワ州アクリーにある一軒家で、壮絶な虐待が行われていた。2017年7月から9月の3か月間、アレックス・クレイグ・シャドロー(30歳)とトレイシー・リン・タイラー(39歳)は、アレックスの8歳になる息子を自宅の地下室に監禁し、虐待していた。

コンクリートがむき出しになった1.8メートル四方の狭い地下室には明かりがなく寝具や家具もない状態で、男児は学校に通うことを許されてはいたが、帰宅後すぐにそこに閉じ込められ外側から鍵をかけられていた。トイレ設備のない真っ暗な地下室で、男児はコーヒー缶に排泄するよう強いられていたという。さらに台所も男児が入って食べ物を盗まないようにと鍵がかけられていた。

アレックスとトレイシーは犬に男児を噛ませたりしていただけでなく、トレイシーは頻繁にハエ叩きを使って男児に暴力をふるっていた。2017年6月に近隣住民の密告により男児の自宅を訪れた警察官は、車庫で男児が重いダンベルを持ちながら歩き回っている姿を発見した。男児は泣きながら数時間この行為をさせられていると言い、空腹を訴えたものの「大丈夫、悪いことをした罰をさせられているだけ」と気丈に答えていたという。父親のアレックスは警察官に「息子が嘘をつくことや物を盗むこと、ガラス製ストーブに上ることを止めるように躾をしているだけ」と話していたようだ。この時、警察官はこうしたやり方は子供への躾としては不適切であると感じたが、男児に怪我はなく虐待として捉えていなかった。

しかしアクリー警察のブライアン・シモン署長が再び男児の自宅を訪れると、大雨が降るなか外に設置されたテントの中で寝ることを強要されていた男児を見つけた。その後、シモン署長はこの事実をアイオワ州保健福祉省(以下、DHS)に報告した。

事態が急展開を迎えたのは2017年9月だった。夏休み明けに登校してきた男児の姿を見た学校教師らは、男児が栄養不良のような状態で痩せ細り、脱毛症になっていることに気付いた。男児は学校で食べ物を探している様子も見受けられたと教師らは話している。やがて男児から、毎日学校から帰宅すると翌朝の登校時間になるまで地下室に閉じ込められていることを聞いた教師らは、すぐにDHSへ通報した。その後DHSが不意打ちで男児宅を訪問し、警察はアイオワ・フォールズの職場にいたアレックスと自宅にいたトレイシーを逮捕した。

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