【海外発!Breaking News】カラスがゴミ拾いで活躍中! フランスの大型テーマパークで
TechinsightJapan / 2018年8月14日 18時0分
フランスのテーマパーク「ル・ピュイ・デュ・フー」で13日、6羽のカラスが清掃活動を始めたことが明らかになった。ゴミをあさったり、糞をまき散らしたりと嫌われ者のイメージが強いカラスだが、非常に賢く“知能は人間の7歳の子供と同じレベル”とする科学者さえいるほどである。
フランス西部ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏ヴァンデ県にあるテーマパーク「ル・ピュイ・デュ・フー」で、今月13日から6羽のカラスが清掃要員として働き始めた。カラスはタバコの吸い殻や小さなゴミを拾うと、園内にあらかじめ設置されている小さな箱まで運んで入れるように訓練されている。カラスのお目当てはその報酬として箱から出てくるエサである。すでに先週から数羽が仕事を始めており、13日からは6羽が本格的に始動しているとのことだ。
テーマパーク代表のニコラス・ド・ヴィリエ氏(Nicolas de Villiers)は「園内をきれいにすることだけが目的ではありません。テーマパーク来訪者は大抵、パークをきれいに保つよう心掛けてくれていますからね。環境を大切にしていかなければならないということを、“自然”そのものが教えてくれているのです」と述べた。
ヴィリエ氏によると、雇用されたのはミヤマガラス(rook)でカラスの中でも特に賢く、条件さえ整えば人間とコミュニケーションをとったり、遊びながら関係構築をすることを好むのだという。訓練された6羽は仕事をこなすのも早く、45分もあればゴミでバケツがいっぱいになってしまうそうだ。
ル・ピュイ・デュ・フーは中世の歴史をテーマにした大型パークで、2014年には国際アミューズメントパーク・アトラクション協会(IAAPA)により「優良テーマパーク賞(Applause Award)」を授与されている。フランスだけでなくヨーロッパの国々の人々からも絶大な支持を受けており、広い敷地内で繰り広げられるダイナミックな歴史ショーが人気だという。
果たして6羽のカラスは1年後もしっかりと仕事を続けているだろうか。今後のカラスの仕事ぶりに注目したい。
画像は『Mirror 2018年8月11日付「Puy du Fou theme park trains CROWS to pick up cigarette butts and rubbish」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
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