【海外発!Breaking News】預かった犬を手違いで安楽死させた動物管理施設に飼い主激怒(米)
TechinsightJapan / 2018年8月15日 20時40分
なんの予告もなく敷地内に入ってきた侵入者を見た犬は家族を守ろうとしたのか、その男の脚に噛みついた。しかしこれが原因で犬は動物管理施設の監視下に置かれることになり、施設内の職員による手違いで安楽死させられてしまった。愛犬を殺されてしまった家族は怒りと深い悲しみの中、法的措置を検討中だという。『Fox News』『Metro』などが伝えている。
米イリノイ州モートンに暮らす一家を悲劇が襲った。8月3日、トニー・ワンさん宅に予告なしでやってきたメンテナンス作業員は、裏庭から入った時にトニーさん一家の飼い犬に脚を噛まれた。
トニーさんによると、ラブラドール・レトリバーとシェパードのミックス犬モーゼズ(6歳)は、普段は従順な犬だという。しかしその日、モーゼズはおそらく敷地内にやってきた不意の侵入者から家族を守ろうとしたのだろう。トニーさんと妻のジェニファーさんは怪我をした作業員を連れて地元の医療センターへ連れて行った。しかしこの件は、トレモントにあるテイズウエル郡動物管理施設へ報告されることとなった。
イリノイ州総会によると、犬が人を噛めば認可された獣医師の観察下に置かれなければならない決まりになっている。通常の隔離期間は事故発生日から10日間とされるが、検査が終了するまでは継続して施設内に預けられることもある。モーゼズを10日間預け入れなければならないと知ったトニーさん一家は悲しみに沈んだ。
愛犬の様子を心配したトニーさんは、施設から数分離れた場所で仕事をしていたこともあり、以後数日間は昼休み中にモーゼズに食べ物やおもちゃを持って施設を訪れていた。しかし8日、生きた愛犬に会う最後の日となることなどトニーさんは想像もしていなかった。
翌朝9日の午前9時半頃、施設の管理者から電話を受けモーゼズが安楽死したことを知らされたジェニファーさんは、愕然となった。管理者から落ち着いた口調で「手違いにより、モーゼズを死なせてしまった」と聞かされ、最初は「質の悪い冗談」と思うも何が起こったのか理解できないまま、ジェニファーさんは数人のスタッフから電話で話を聞き、すぐに職場にいるトニーさんへ電話をした。
互いの職場から施設へ駆けつけたトニーさんとジェニファーさんは、そこで冷たくなって息絶えているモーゼズに会った。ジェニファーさんが電話を受けた数時間前に、モーゼズは脚への注射ではなく、苦しむといわれる心臓への注射により安楽死させられたようだ。夫妻が「なぜ、こんなことが起こったのか」と何度尋ねても、管理者は「白っぽい犬を安楽死させるように伝えられたので、モーゼズのことだと思った」と発言し、どのようにしてこんなミスが起こったのかはよく分からないと繰り返すばかりだったという。
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